近江鉄道多賀線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
テンプレート:UKrail-header2テンプレート:BS-datenテンプレート:BS-tableテンプレート:BSテンプレート:BS3テンプレート:BS3テンプレート:BS3テンプレート:BS3テンプレート:BS3テンプレート:BS3テンプレート:BS3テンプレート:BS3テンプレート:BS3

|} 多賀線(たがせん)は、滋賀県彦根市高宮駅から滋賀県犬上郡多賀町多賀大社前駅までを結ぶ近江鉄道鉄道路線である。

多賀大社への参詣路線。彦根方面への通勤・通学路線でもある。 かつては住友セメント多賀工場やキリンビール滋賀工場への引き込み線があり、高宮駅にはこの中継のための貨物ヤードがあった。

2013年3月16日から本線米原駅 - 高宮駅間とともに「彦根・多賀大社線」(ラインカラー:テンプレート:Legend2)の愛称が付けられている[1]

路線データ

  • 路線距離(営業キロ):2.5km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:3駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:なし(全線単線)
  • 電化区間:全線電化(直流1500V)
  • 閉塞方式:自動閉塞式

運行形態

線内折り返し運転のほか、本線の彦根駅や米原駅まで直通運転する列車もある。220形電車の単行または800系900形電車2両編成でワンマン運転を行っている。

歴史

ファイル:Shiga Takamiya Station platform2.jpg
高宮駅構内で本線から分岐する多賀線(左側)(2008年3月22日)

多賀線は三浦泉ほか7名の発起により多賀軽便鉄道に対し下付された犬上郡高宮村-同郡多賀村大字多賀間の免許を近江鉄道が無償で譲り受け開業したものである。多賀大社への路線開通は近江鉄道の業績向上に寄与したという[2]

  • 1912年(大正元年)9月12日 多賀軽便鉄道に対し鉄道免許状下付(犬上郡高宮村-同郡多賀村大字多賀 軌間2ft6)[3]
  • 1914年(大正3年)3月8日 高宮駅 - 多賀駅(現在の多賀大社前駅)間が開業[4]
  • 1925年(大正14年)3月12日 高宮駅 - 多賀駅間が電化[5]
  • 1943年(昭和18年)10月 高宮駅 - 多賀駅間の土田駅休止
  • 1953年(昭和28年)10月 土田駅廃止
  • 1976年(昭和51年)5月11日 ワンマン運転開始
  • 1998年(平成10年)4月1日 多賀駅を多賀大社前駅に改称
  • 2008年(平成20年)3月15日 高宮駅 - 多賀大社前駅間にスクリーン駅開業
  • 2013年(平成25年)
    • 3月16日 本線米原駅 - 高宮駅間とともに「彦根・多賀大社線」の愛称が付く。
    • 12月 900形電車運行開始。

駅一覧

駅名 駅間キロ 営業キロ 接続路線 所在地
高宮駅 - 0.0 近江鉄道本線 彦根市
スクリーン駅 0.8 0.8  
多賀大社前駅 1.7 2.5   犬上郡多賀町

廃駅

  • 土田駅:高宮駅から1.9km、多賀駅(現多賀大社前駅)から0.6km

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. 新しい線区愛称を命名!近江鉄道線4区間 - 近江鉄道、2013年3月26日閲覧
  2. 白土貞夫「近江鉄道」『私鉄車両めぐり特集』3、鉄道図書刊行会、1982年、267頁
  3. 「軽便鉄道免許状下付」『官報』1912年9月17日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  4. 「軽便鉄道運輸開始」『官報』1914年3月17日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  5. 『地方鉄道及軌道一覧 : 附・専用鉄道. 昭和10年4月1日現在』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)

関連項目

テンプレート:Sister