車両感応式信号機

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ファイル:車両感応式信号機用車両感知器.jpg
四輪車用車両感知器(複式)
ファイル:二輪四輪併用車両感知器.JPG
二輪四輪併用車両感知器

車両感応式信号機(しゃりょうかんのうしきしんごうき)とは、信号機において、道路の頭上または電柱に取り付けられたセンサー(感知器)が自動車の停止を感知し、一定時間後に自動車信号とそれに付随する歩行者信号を青にする信号処理方法である。

日本

解説

幹線道路を横断する交差点、丁字路の垂直部分、高速道路のインターチェンジ、有料道路の出入口など、交通量の格差が大きい交差点を中心に設置されていることが多い。交通量の多い道路を基本的に青表示とし、交通量の少ない道路は車両が存在する場合にのみ青表示にすることで、交通量の多い道路の進行を出来る限り妨げないようにする効果がある。感応式信号機感知式信号機とも呼ぶ。

付加設備

円滑な交通を目的とした設備の為、設置場所により様々な付加設備を持つ。

  • センサーが反応しなかった場合や、歩行者・自転車・自動二輪車などがこの信号機を横断する場合に備え押しボタン式と併用しているものがある。
  • センサーが感応したことをドライバーに知らせる目的で“感知中”の表示機が併設されるものがある。
  • 一定時間経つと車両も歩行者もいないのに信号が自動的に変わるものがある。
  • 設置場所により終日動作するものや、特定の時間帯のみ動作するものがある。後者の場合、交通量の少ない夜間のみに動作する夜間車両感応式信号機を採用するところが多い。

各都道府県での運用

愛知県では、停止位置のずれでセンサーが反応しなかった車やセンサーの故障などで信号が青にならないときのために、押しボタン箱に「信号が変わらない場合はボタンを押してください」と表記されている。センサーの故障等や停止位置のずれ等が無い限り、大体センサーは車に反応するので、上記の表記がある押しボタン箱は珍しい。なお人、軽車両でもセンサーの真下にいればセンサーが反応する。また数は少ないながらも、二輪車用感知器や二輪四輪併用車両感知器もある。

大阪府では、「(夜間)車両感応式」および「感応・押しボタン式」の表示板が設置されている。兵庫県では、「感知式」の表示が多いが20年程経過している表示板が多いために順次交換されつつある。また、変則配列(赤・赤および黄・黄・赤)を使用している交差点もある。奈良県では、「押ボタン信号」の表示板を設置している。

【感応式信号機に表示板がない都道府県】 北海道栃木県埼玉県東京都神奈川県長野県岐阜県長崎県熊本県

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