谷山駅 (鹿児島県)

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テンプレート:駅情報

ファイル:Taniyama Station temporary platform.JPG
高架化事業に伴い移設された鹿児島中央方面の仮設ホーム(2011年11月25日撮影)

谷山駅(たにやまえき)は、鹿児島県鹿児島市谷山中央一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)指宿枕崎線である。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅。ホームは跨線橋で連絡している。かつては島式ホーム2面2線であった。昔の貨物用の引込線跡が残っている。

JR九州鉄道営業が駅業務を行う業務委託駅で、みどりの窓口が設置されている。

IC乗車カードSUGOCA」の利用が可能(相互利用可能ICカードはSUGOCAの項を参照)で、簡易SUGOCA改札機が設置されている。SUGOCAはみどりの窓口や自動券売機(無記名式のみ)で購入できる。

タッチパネル式の自動券売機が2台設置(1台がICカード・オレンジカード対応、1台が非対応)、改札内にはICカードチャージ機が設置されている。

のりば

1 テンプレート:Color指宿枕崎線(下り) 指宿枕崎方面
2 テンプレート:Color指宿枕崎線(上り) 鹿児島中央方面

歴史

  • 1930年昭和5年)12月7日 - 指宿線として西鹿児島(現・鹿児島中央)駅 - 五位野駅間が開業したのに伴い、谷山駅として鉄道省が開設[1]
  • 1971年(昭和46年)2月1日 - 貨物営業廃止。
  • 1985年(昭和60年)3月 - 2代目駅舎供用開始[2]
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道に承継。
  • 2011年平成23年)10月22日 - 連続立体交差事業に伴い谷山駅周辺450mが仮線に切り替わり、同時にそれまで使用されてきた上り線のホームが閉鎖され仮設ホームが設置される[3]
  • 2012年(平成24年)7月7日 - 連続立体交差事業に伴い約1,050mが仮線に切り替わり、下り線のホームが閉鎖され仮設ホームが設置される[4]
  • 2012年(平成24年)12月1日 - ICカードSUGOCAの利用を開始。

利用状況

  • 2012年度の1日平均乗車人員は2,632人であり、鹿児島市内の鉄道駅としては第2位である。
年度 1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員
2000 2,384
2001 2,436
2002 2,373
2003 2,416
2004 2,463
2005 2,570
2006 2,545
2007 2,612 5,256
2008 2,600 5,252
2009 2,635 5,309
2010 2,687 5,410
2011 2,677 5,404
2012 2,632 5,320

駅周辺

ファイル:Kagoshima prefectural road 212.JPG
谷山駅前の通り(2011年撮影)

谷山市(現鹿児島市)の市街地が駅から国道225号線沿いに南方向へ延びている。谷山は市内の中でも大きい住宅街で、谷山駅から五位野駅付近まで通勤、通学の需要が大きく、列車の本数が多い。指宿枕崎線がその住宅街の中を通っているうえ、昔からの住宅街のために車道が狭く、渋滞が起こりやすい。そのため谷山駅~慈眼寺駅間の高架を含めた再開発が検討されている。このうち谷山駅~慈眼寺駅間の高架化については2008年(平成20年)12月に工事が始まり、2016年(平成28年)度に完成予定である。

現在、谷山駅前まで市電を延長させる計画があるものの、諸般の事由から実現の可能性は低いと見られる(谷山停留場を参照)。

隣の駅

九州旅客鉄道
指宿枕崎線
テンプレート:Color快速「なのはな」・テンプレート:Color普通
宇宿駅 - 谷山駅 - 慈眼寺駅

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:指宿枕崎線
  1. 『日本鉄道旅行地図帳 九州沖縄』 新潮社 p.51
  2. 「連載[むらまち散歩-かごしま再発見]166/JR谷山駅(鹿児島市谷山中央1丁目)=2代目駅舎、間もなく幕」南日本新聞2011年10月20日朝刊
  3. 「谷山駅上り、仮線に/JR線高架化、あす未明に切り替え=鹿児島市」南日本新聞2011年10月21日朝刊
  4. 「谷山中―谷山駅、仮線に/JR高架化、あす未明切り替え=鹿児島市」南日本新聞2012年7月6日朝刊