詰将棋パラダイス

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詰将棋パラダイス(つめしょうぎパラダイス)は、詰将棋専門の月刊誌。「詰パラ」と略されることも多い。

1946年に鶴田諸兄が刊行した「紳棋会報」が前身となり、1950年に創刊[1]。以後何度かの休刊を経て、通算650号を超える詰将棋の老舗雑誌となっている。定期購読が主体であるが、東西の将棋会館と大都市の一部の書店で購入できる。

主に読者から公募された詰将棋の問題と解答・解説から構成されている。問題は手数によって、小学校から大学院までの学歴で分類され、初心者から上級者まで楽しめる内容となっている。

その年に発表された詰将棋で最も評価の高い作品に贈られる、看寿賞の発表も同誌で行われる。看寿賞の対象作品は同誌掲載作品に限らず、他の新聞、雑誌、書籍やイベント等で発表された作品も含む。

関連書籍

  • 『大道棋双玉集 : 全日本詰将棋連盟・蔵版』(1971年) 詰将棋パラダイス編集部
  • 井島寛『象戯大矢数の研究』(1972年) 詰将棋パラダイス編集部
  • 詰将棋研究会『古今趣向詰将棋名作選』(1980年) 詰将棋パラダイス編集部
  • 三上毅『木葉』(1980年) 詰将棋パラダイス編集部
  • 柴田昭彦『詰将棋三十年』(1980年) 詰将棋パラダイス編集部
  • 岩井則幸『三桂の詩』』(1980年) 詰将棋パラダイス編集部
  • 若島正『盤上のパラダイス 詰将棋マニアのおかしな世界』(1988年)三一書房 - 詰パラの歴史についての本。
  • 詰将棋パラダイス+週刊将棋『詰パラ傑作選』(1993年) 毎日コミュニケーションズ
  • 詰将棋パラダイス+週刊将棋『5手詰めパラダイス』(1997年) 毎日コミュニケーションズ
  • 詰将棋パラダイス+週刊将棋『7手詰めパラダイス』(1997年) 毎日コミュニケーションズ
  • 詰将棋パラダイス+週刊将棋『9手詰めパラダイス』(1997年) 毎日コミュニケーションズ
  • 詰将棋パラダイス+週刊将棋『3手詰めパラダイス』(1999年) 毎日コミュニケーションズ
  • 詰将棋パラダイス+週刊将棋看寿賞作品集』(1999年) 毎日コミュニケーションズ
  • 詰将棋パラダイス+週刊将棋『新5手詰めパラダイス』(2001年) 毎日コミュニケーションズ
  • 詰将棋パラダイス+週刊将棋『新7手詰めパラダイス』(2001年) 毎日コミュニケーションズ
  • 詰将棋パラダイス+週刊将棋『新9手詰めパラダイス』(2001年) 毎日コミュニケーションズ
  • 詰将棋パラダイス+週刊将棋『詰将棋実戦形パラダイス』(2002年) 毎日コミュニケーションズ   
  • 詰将棋パラダイス+週刊将棋『詰将棋実戦形パラダイス2』(2006年) 毎日コミュニケーションズ
  • 詰将棋パラダイス+週刊将棋『5手7手詰めパラダイス』(2007年) 毎日コミュニケーションズ

関連項目

  • 虫食い算 - かつて「虫食算研究室」を連載していた。

脚注

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外部サイト

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  1. 原田泰夫監修森内俊之他編『日本将棋用語事典』東京堂出版、2004年、135頁。