西富山駅

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テンプレート:駅情報 西富山駅(にしとやまえき)は、富山県富山市寺町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)高山本線である。

駅構造

相対式ホーム2面2線を持ち、列車交換が可能な地上駅で、富山地域鉄道部が管理している。かつてはJR貨物の職員に窓口業務を委託していたが、貨物取扱廃止と同時に無人駅となった。1番のりばに面した駅舎内に自動券売機が設置されている。

下り本線に面する2番のりばは、一時期はおわら風の盆臨時輸送の際に富山方面行きの列車が通過・停車するのみの臨時ホームとなっていたが、2006年10月21日より高山線増発実験のため使用が再開された。車椅子の利用者などに配慮してスロープを有する構内踏切を速星方に新設している。

西富山駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1 テンプレート:Color高山本線 上り 越中八尾高山方面
2 テンプレート:Color高山本線 下り 富山方面
※以前の名残からか、現在も1番のりばは両方向の入線・出発に対応している。

利用状況

「富山県統計年鑑」「富山市統計書」によると、一日の平均乗車人員は以下の通りである。

  • 269人(2004年度)
  • 271人(2005年度)
  • 277人(2006年度)
  • 287人(2007年度)
  • 300人(2008年度)
  • 298人(2009年度)
  • 326人(2010年度)
  • 321人(2011年度)
  • 345人(2012年度)

駅周辺

水田地帯の中を通る道路沿いに住宅地が広がる。しかし、スーパー・コンビニ等、生活に必要な商店の撤退が相次ぎ、自家用車依存の強い地域を強く印象付けている。付近の高山本線は水田の中を走り、車両の撮影には好都合で、「おわら風の盆」の時期には鉄道写真を撮影するファンも多く訪れる。しかし、前述したように商店がほとんどないため、弁当や飲み物などの事前の準備は必須といえよう。

歴史

  • 1927年(昭和2年)9月1日 - 鉄道省国鉄)飛越線として富山駅 - 越中八尾駅間が開通すると同時に設置。
  • 1934年(昭和9年)10月25日 - 線路名称改定。飛越線が高山本線に編入され、当駅もその所属となる。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR西日本およびJR貨物の駅となる。
  • 1996年平成8年)3月16日 - 貨物列車の設定廃止。これと同時に無人駅化。
  • 2000年代後半 - 高山線活性化社会実験に合わせ駅施設を改修。これまで長らく使われていなかった2番線ホームへの構内踏切の改修の他、ホーム上に新たに待合室が設置され、外のトイレもこの時新築された。

隣の駅

西日本旅客鉄道(JR西日本)
テンプレート:Color高山本線
婦中鵜坂駅 - 西富山駅 - 富山駅

関連項目

外部リンク

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