補助便座

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補助便座(ほじょべんざ)とは、幼児トイレットトレーニングにおいて用いる排泄補助具。主に2歳から5歳ごろまでの幼児に使われている。 一般の洋式トイレでは便座の口が大きく、幼児が座ると落ちてしまうため、それを防ぐためにこの補助便座を洋式トイレにセットして、便座の口を小さくする。

おまるのようにまたがり、取っ手が付いているので、これを握りながら用を足す。男女兼用型ではあるが、デザインのバリエーションとして男の子向け、女の子向け、男女兼用型が存在する。便座の前方には「小水受け」を設けて尿の飛散を防ぐようにしているものもある。 またおまるの中にはバラして補助便座として使用できるものもあるほか、洋式便器の蓋の代わりに幼児用便座を付けた「親子便座」もある(TOTO、INAXの普通便座のみ)。

最近の公共施設や店舗などのトイレは温水洗浄便座の設置が一般的になりつつ、幼児用便座が付いているところは少ない(代わりにベビーチェア・ベビーシートが設置されるケースが多い)。一方で多目的トイレでは幼児用(補助)便座が設置、または幼児用便器が置かれるケースもある。

洋式便器用のほか和式便器に設置するものも存在する。これには足載せを設けて幅を狭くしてしゃがみやすくするタイプとおまるのように跨って座るタイプがある。

関連項目

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