蓮花寺駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:駅情報

蓮花寺駅(れんげじえき)は、三重県桑名市大字蓮花寺にある、三岐鉄道北勢線である。

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅である。ホームは大型のU字ブロックとコンクリート板で組み合わされたもので、ホーム下部に退避可能である。北勢線で唯一、電車接近表示灯が設置されている。駅舎は平屋建てで線路の南側にある。駅舎西側部分の改札内にはトイレ(多目的トイレのある男女別の水洗式)が、ホームに面した駅舎東側に待合室がある。

駅舎には、自動券売機(1台)、自動改札機(2通路、うち1通路は車椅子対応のワイド型)、自動精算機(1台)が備えられており、普通券回数券の購入が可能であるが、定期券の購入はできない。監視カメラが備えられ東員駅からの遠隔監視駅である。駅員は配置されていない。

駅前広場は従前からある在良地区市民センター駐車場を拡充する形で整備されたものである。駅前には車の停車スペースが備えられており、キスアンドライドが可能であるほか、駅前広場南東側および線路北側には31台分(うち駅前舗装部分19台、線路北側未舗装部分12台)の鉄道利用者用無料駐車場があり、パークアンドライドも可能となっている。このほかに、在良地区市民センター利用者専用駐車場が37台分設けられている。駅前広場にはロータリーは無いが、駐車場での車の転回は可能である。また、駅前広場北西側のホーム壁面に面して44台分の無料駐輪場がある。

駅前広場・駅舎・ホーム等の施設について バリアフリーに対応している。

現在の駅は2008年(平成20年)に移転・新設されたもので、それ以前は当駅から約130m桑名方に位置した。旧駅はホームと小規模な駅舎だけの簡素な設備を有していた。当駅建設に係わる用地取得、駅前広場整備は地元の桑名市が行った。

利用状況

「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。

年度 一日平均
乗車人員
1997年 368
1998年 356
1999年 325
2000年 324
2001年 315
2002年 301
2003年 333
2004年 294
2005年 284
2006年 252
2007年 262
2008年 327
2009年 337
2010年 352
2011年 336
2012年 355

駅周辺

歴史

ファイル:Rengeji-station.jpg
蓮花寺駅旧駅(駅移転前・自動出改札システム導入前の姿)
  • 1914年大正3年)4月5日 - 北勢鉄道の駅として開業。
  • 1934年昭和9年)6月27日 - 社名変更により北勢電気鉄道の駅となる。
  • 1944年(昭和19年)2月11日 - 会社合併により、三重交通の駅となる。
  • 1964年(昭和39年)2月1日 - 事業譲渡により三重電気鉄道の駅となる。
  • 1965年(昭和40年)4月1日 - 近畿日本鉄道が三重電気鉄道を合併し近鉄の駅となる。
  • 1977年(昭和52年)4月6日 - ホームを阿下喜方に3.0m延伸する(有効長:50.0m→53.0m)。
  • 2003年平成15年)4月1日 - 事業譲渡により、三岐鉄道の駅となる。
  • 2007年(平成19年)10月30日 - 駅舎内に自動券売機・自動精算機・自動改札機(1通路)が設置され、東員駅からの遠隔制御による営業が開始される。 これにより、北勢線全駅に自動改札機・券売機・精算機が設置完了した。
  • 2008年(平成20年)12月1日 - 従来駅の約130m阿下喜方(在良地区市民センター隣接地)に駅が移転する。駅舎・ホーム・駅前広場・無料駐輪場(44台分)・無料駐車場(31台分:うち舗装19台・未舗装12台)が新設され、供用開始される。自動改札機が1通路増設され合計2通路となる。
  • 2009年(平成21年)7月1日 - 桑名市が運行するコミュニティバス(西部南ルート)が駅前広場に乗り入れ開始する。

隣の駅

三岐鉄道
テンプレート:Color北勢線
西別所駅 - 蓮花寺駅 - 在良駅

1944年(昭和19年)7月1日まで、西別所駅との間に稗田前駅があった。

関連項目

テンプレート:三岐鉄道北勢線