茶巾

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

茶巾(ちゃきん)とは、茶道の点前の途中などで茶碗を拭くために使う布である。

概要

白い布を用いることが多く、奈良晒は高級品として重宝される。用途や流儀などによりそのサイズは異なるが、一尺×五寸(30cm × 15cm)ほどの長方形であることが多い。茶巾盥で水に浸したあと絞って使用する。

備考

  • 「茶巾と茶筅は新しい方がいい」といわれ、かつては茶巾は使い捨てにされることもあった。
  • 茶会での謝礼の表書きに「茶巾料」と書くこともある。

関連項目

  • 小茶巾 - 濃茶の茶碗の飲み口を拭うために用いる布である。

その他

  • 栗きんとん - 茶巾で絞り(茶巾絞り)、栗の形に整えることが多い。
  • 茶巾寿司(茶巾鮨) - 薄焼き卵で五目寿司などを包みかんぴょうなどで結んだ料理。

テンプレート:茶