茂吉記念館前駅
茂吉記念館前駅(もきちきねんかんまええき)は、山形県上山市北町字弁天にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)奥羽本線の駅である。「山形線」の愛称区間に含まれている。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。線路は南北に走り、線路の東側と西側に1本ずつホームがある構造である。
かみのやま温泉駅管理の無人駅で駅舎は無い。構内からホームへ行き来する事は出来ず、各ホームの南端附近に設けられた階段で直接出入りする。木造の待合所が設けられ、内部には長椅子が設置されている。2009年に待合室が改築された。乗車駅証明書発行機が各ホーム入口にそれぞれ設置されている。
のりば
1 | テンプレート:Color山形線(下り) | 山形・新庄方面 |
2 | テンプレート:Color山形線(上り) | かみのやま温泉・赤湯・米沢方面 |
駅周辺
この駅の北側では、線路は左右を崖で挟まれた切り通しの底のような場所を通り、当駅のホームも大半が崖に挟まれる形となっている。しかし駅の南側はなだらかな地形となっているので、坂を下りたりするようなことは無く、駅から外部に出ることが出来る。
2003年に廃止された旧上山競馬場の最寄り駅であり、災害復興対策により1958年から競馬が開催されるようになると、当駅は競馬場へ向かう人々で溢れた。また、かつては旧山形県立上山農業高等学校の最寄り駅でもあり、同校の学生の多くが利用していた。どちらもなくなった今日ではその面影はない。 しかし今は当時の面影はないものの山形方面へ通う高校生などがこの駅を利用している。
駅の東側、上りホームの出入り口脇から細い坂道が駅裏手の丘に上がっており、この道を100m行くとそこが駅名の由来になった斎藤茂吉記念館である。駅の北800m程の場所にある金瓶の集落が斎藤茂吉の生地であり、この記念館はそれにちなんで1968年に開設されたものである。
駅前には山形県埋蔵文化財センターがあり、その裏にニュートラックかみのやま(旧上山競馬場)が、近くには遊園地「リナワールド」などがある。
- 山形県立山形盲学校 - 徒歩7分
- 上山病院 - 徒歩すぐ
- リナワールド - 徒歩約20分、バス約5分
歴史
- 1952年(昭和27年)3月5日 - 北上ノ山駅(きたかみのやまえき)として開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道が承継。
- 1992年(平成4年)7月1日 - 茂吉記念館前駅に改称。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color山形線(奥羽本線)