紋穂内駅

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ファイル:Monponai eki.jpg
1977年の紋穂内駅と周囲約500m範囲の状況。上が稚内方面。千鳥式ホーム2面2線に副本線、駅舎稚内側に引込み線。この写真の時点で既に、貨物取扱いを廃止してから久しい様子で、この年の5月の貨物取扱い廃止以前に引込み線と副本線が撤去されている様である。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

紋穂内駅(もんぽないえき)は、北海道中川郡美深町字紋穂内にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線駅番号W56電報略号モホ

駅構造

  • 単式ホーム1面1線と車掌車駅舎を持つ地上駅。かつては木造駅舎と、2面2線および副本線を有する一般駅であった。現在は旧1番線ホームのみ使用の1面1線となっている。
  • 無人駅

かつて林業が盛んだった頃は、周辺の山林から切り出された木材の出荷駅として、稚内方面に向かって左側に木造駅舎とその横の稚内側に荷物積卸場、駅と反対側の名寄寄りに貨物積卸場が設けられ、客扱い用に千鳥式ホーム2面2線、荷物積卸場へは稚内側から引込み線、ホーム外側には貨物積卸用の副本線を有する一般駅であった。貨物及び荷物取扱い廃止以前に、既に林業が廃れたために貨物の取扱いは事実上停止されていた。

その後、貨物線の撤去、さらに無人化に伴って駅舎ホーム側への棒線化と旧木造駅舎が撤去されて、車掌車を改造した待合室と単式ホーム1面1線を有する無人駅となった。

駅名の由来

アイヌ語の「モム、ポ、ナイ(川尻に野原のある川)」に転訛したもので、川は「パンケニウプ川」を指している。また、「モ、ヌッポ、ナイ」(小さい野にある川)との説もある。

駅周辺

田畑があるのみ。遠くに国道が見える。天塩川の川向こうに集落があるため駅前は閑散として、草原ばかりである。

歴史

隣の駅

北海道旅客鉄道
宗谷本線
初野駅 (W55) - 紋穂内駅 (W56) - 恩根内駅 (W57)

関連項目

外部リンク

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