米本和広

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米本 和広(よねもと かずひろ、1950年 - )は、日本ジャーナリスト島根県生まれ。横浜市立大学卒。繊研新聞記者を経てフリーのルポライターとなる。
本来は経済関係が専門だったが、幸福の科学の取材をきっかけに、新宗教カルトの問題をも多く扱うようになった。1997年、「巨大カルト集団ヤマギシ「超洗脳」ルポ」(VIEWS)にて編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞企画部門受賞。

『月刊現代』2004年11月号に発表した「書かれざる『宗教監禁』の恐怖と悲劇」を機に、統一教会の脱会活動を拉致監禁と主張する本を多数出版し(#主な図書参照)、統一教会の公式サイトでも頻繁に取り上げられている[1]。それまでのカルト批判の立場に加えて、反統一教会・反カルト陣営の活動も問題視するようになった。

記事の反響

米本の書いた書籍などに対して、カルトと指摘されたヤマギシ会ライフスペース、幸福の科学が裁判を起こしたが、いずれも棄却判決(筆者勝訴)となっている。

主な著書

  • 『これで日本一!―業界名人たちが明かす創意工夫』 ISBN 4418896112
  • 島田裕巳との共著 『大川隆法の霊言―神理百問百答』 ISBN 4796602569
  • 『平成サラリーマンのサバイバル白書』 ISBN 4062070561
  • 『洗脳の楽園―ヤマギシ会という悲劇』 ISBN 4796615741
    • 同名書 (ISBN 4896912950) の増補改訂文庫化。
    • 『新装版 洗脳の楽園―ヤマギシ会という悲劇』 ISBN 4795847827
  • 『教祖逮捕―「カルト」は人を救うか』 ISBN 4796617191
  • 『カルトの子―心を盗まれた家族』 ISBN 4167656930
    • 同名書 (ISBN 4163563709) の文庫化。
  • 『我らの不快な隣人―統一教会から「救出」されたある女性信者の悲劇』 ISBN 4795847622

脚注

  1. 右のリンクはすべて統一教会サイトのもので、いずれも統一教会の賛同者として扱われている[1][2][3][4]

関連項目

外部リンク