稲葉宿

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稲葉宿(いなばじゅく)は、美濃路宿場である。現在の愛知県稲沢市にある。

概要

初めは稲葉村だけであったが、後に小沢村が加宿となった。ちなみに現在の稲沢市は稲葉村と小沢村の合併によるもので、市の名称はこの2村の名を1字ずつとったものである。本陣跡と問屋場跡に石碑が建つのみだが、古い町並みがよく残っている。

清須城主・織田信雄が、小牧・長久手の戦いの前に造らせたのが、この街道の起源とされる。

明治2年(1869年)の稲葉騒動では、この宿場への打ちこわしから始まり、やがて西尾張全域に拡大していった。

近代から昭和にかけても、稲沢銀行稲沢電気が置かれるなど市の商業地区として賑わいをみせた。

現在では、老舗の多い商店街として、メディアにたびたび紹介されている。

最寄り駅

史跡・みどころ

  • 本陣跡
  • 問屋場跡
    記念碑に稲葉宿に関する説明がある。
  • 禅源寺
  • 宝光寺

萩原宿までの史跡・みどころ

  • 高木橋
    光堂川にかかる。かつては「光堂橋」という土橋であった。

建物

  • 旧・山田市三郎邸 [1]
  • 旧・山田文七[2]
  • 藤市酒造株式会社 [3]
  • 中部電力稲沢営業所跡

隣の宿

美濃路
清須宿 - 稲葉宿 - 萩原宿

脚注

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  1. この宿場町で最も古く18世紀前半の可能性。稲沢市史 研究編一 建造物 216頁
  2. 明治初期の町家。現在、登記上の所有者は、山田文七初代町長の妻である雅子である。
  3. 酒カンバンの手帖