神田喜一郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

神田 喜一郎(かんだ きいちろう、1897年明治30年)10月16日 - 1984年昭和59年)4月10日)は、東洋学者、書誌学者。号を鬯盦、書室を佞古書屋と称した。息子は東洋学者、特に史や満州族史の研究者となった神田信夫

来歴

京都市上京区生まれ。京都府立第一中学校・第三高等学校を経て、

主な著書

全集

  • 『神田喜一郎全集』(全10巻、同朋舎出版, 1983~97年)
  1. 東洋學説林.敦煌秘籍留眞
  2. 續東洋學説林.日本書紀古訓攷証
  3. 東洋學文献叢説.舊鈔本叢説.鬯盦蔵書絶句
  4. 畫禪室随筆講義.鬯盦蔵曲志
  5. 中國における詩と美術の間.附録(中國書法の二大潮流・中國の古印)。文のみ収む
  6. 日本における中國文學 1
  7. 日本における中國文學 2
  8. 扶桑學志.藝林談叢。前者は遺著
  9. 墨林間話.敦煌學五十年
  10. 漢詩文.鐵齋扇面.雑纂

参考文献・資料

  • 『神田喜一郎博士追悼 中国学論集』(二玄社, 1986年
  • 『神田喜一郎博士著書目録』 磯佳和編著(非売品)、2003年に出版。
  • 東方学回想 V 先学を語る(4)』 (刀水書房、2000年)-座談での回想を収む。
  • 平凡社『書道全集』や、百科事典世界大百科事典』の書道関係項目に執筆。
  • 蔵書は大谷大学に寄贈され『図書目録』が出された(『神田鬯盦博士寄贈圖書善本書影 大谷大學圖書館藏』、1988年)。