神戸らんぷ亭

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テンプレート:Infobox 株式会社神戸らんぷ亭(こうべらんぷてい)は、牛丼や定食などの外食チェーンストアの一つ。

概要

1993年ダイエーグループの一員として設立された。ダイエーの経営難に伴う子会社の売却に伴い、2005年12月からはITサービス企業であるミツイワ株式会社の子会社となっている[1]

フランチャイズ方式により店舗展開をしているが、関東地方東京都埼玉県千葉県神奈川県)のみに留まっており、名前に付いている「神戸」や他地域への出店実績は無い。

最近では2010年1月に日本初の塩牛丼を発売した。

歴史

  • 1993年2月 - ダイエーグループの株式会社蔵椀が、牛どん事業を開始。東京・恵比寿に1号店開店。
  • 1993年8月25日 - 株式会社ダイエーの全額出資で、株式会社神戸らんぷ亭設立。
  • 1994年2月 - 牛丼店のチェーン展開を開始。
  • 1995年1月 - 牛どん(並)を290円で販売開始。しかし、1996年7月から1998年3月にかけて3回にわたって値上げした結果、当時の吉野家(400円)と並んでしまった。
  • 2000年7月 - 持ち帰り牛どん(並)のみ400円→290円に値下げ。
  • 2001年3月1日 - 店内食の牛どん(並)も400円→290円に値下げ[2][3]
  • 2001年8月 - 牛どん(並)を更に値下げ、290円→270円となる[2]
  • 2002年頃 - 牛どん(並)を値上げ、270円→280円となる[4](2004年3月末まで)。
  • 2003年12月24日 - アメリカ合衆国BSEに感染している疑いのある牛が発見される。米国産牛肉の輸入が全面的に禁止となる。
  • 2004年2月19日 - 当初は同年3月末で牛丼販売を休止する方針だったが、オーストラリア産牛肉の確保に目処が立ち、店舗も首都圏を中心に他牛丼チェーンと比べ数も少ない事から、4月以降も牛丼販売継続すると発表[5]
  • 2004年4月1日 - オーストラリア産牛肉へ切り替えて牛丼の販売継続。ただし並盛は350円、大盛は480円に値上げ[5]
  • 2005年12月12日 - 親会社の株式会社ダイエーが、全株式をITサービス企業のミツイワ株式会社に譲渡[6]。同社の子会社となる。
  • 2008年9月1日 - 豪州産に加えメキシコ産牛肉を導入に伴い、牛どん(並)を値上げ、350円→380円となる[4]

店名の由来

ファイル:Gyuu-don 011.jpg
らんぷ亭の牛丼並盛り

『神戸らんぷ亭』の名の由来として下記が挙げられている。

神戸
  • 牛どんの発祥地「神戸」に因む[4]
  • 設立時の親会社のダイエーが神戸市を本拠(登記上本店所在地)としていること。
  • 神戸=牛肉というイメージがあること。
らんぷ
  • 文明開化の象徴であり、暖かく人々をつつむ「らんぷ」の灯のイメージ[4]
  • 庶民の心の灯になりたいという大いなる心意気[4]

脚注

関連項目

外部リンク

テンプレート:ダイエーグループ テンプレート:ファーストフードチェーン店