砥鹿神社

テンプレート:神社 砥鹿神社（とがじんじゃ）は、愛知県豊川市にある神社。式内社、三河国一宮。旧社格は国幣小社で、現在は神社本庁の別表神社。

概要

山麓に里宮（豊川市一宮町）、本宮山（豊川市・岡崎市・新城市の境、海抜789m）の山頂に奥宮（豊川市上長山町）がある。

古代は奥宮のみ存在したが、文武天皇の時代（大宝年間）に草鹿砥公宣（くさかど きんのぶ）が里宮を建立したという。その後、三河国の一宮として尊崇され大江定基など三河国司が参拝した。戦国時代の永禄年間には付近に徳川家康の命を受けた本多信俊が一宮砦を構えて今川軍に包囲されたが家康が寡勢で救援に駆けつけて多勢の今川軍を蹴散らした後に砥鹿神社に宿陣したとも伝わる（のちに言う「神君一宮砦後詰め」の逸話、砦跡は現在も残っている）。砥鹿神社は明治4年（1871年）には国弊小社とされた。毎年5月4日には流鏑馬神事である「神幸祭」が挙行される。

祭神

• 大己貴命 （おおなむちのみこと）

境内

• Toga Shrine (main gate).jpg

  表神門

• Toga Shrine - Sessha.JPG

  摂社 三河えびす社

• Toga Shrine - Okumiya.jpg

  奥宮（本宮山）

主な祭事

• 1月3日 田遊祭
• 1月6日 宝印祭
• 1月8日 弓始祭
• 1月15日 (旧暦) 粥占祭
• 2月7日 火舞祭
• 5月4日 例祭日
• 7月27日 麦秋祭

文化財

愛知県指定文化財

• 田峯の銅鐸
• 砥鹿神社のケヤキ（天然記念物）
• 砥鹿神社奥宮の社叢（天然記念物）

豊川市指定文化財

• 砥鹿神社西参道石鳥居
• 砥鹿神社の和鞍
• 田遊祭（無形民俗文化財）
• 粥占祭（無形民俗文化財）
• 火舞祭（無形民俗文化財）

現地情報

所在地

• 里宮：愛知県豊川市一宮町西垣内2
• 奥宮：愛知県豊川市上長山町本宮下4

交通アクセス

• 鉄道：JR東海飯田線 三河一宮駅 （徒歩5分）
• バス：豊鉄バス「砥鹿神社前」バス停 （徒歩2分）

• 車：東名高速道路・豊川ICから国道151号を新城方面へ向かい、国道301号に入り作手方面へ向かうと「本宮山スカイライン」に接続する。
• 徒歩：本宮山山麓より登山道

関連図書

• 安津素彦・梅田義彦編集兼監修者『神道辞典』神社新報社、1968年、42頁
• 白井永二・土岐昌訓編集『神社辞典』東京堂出版、1979年、247-248頁
• 『愛知県の歴史散歩（下）』〈新全国歴史散歩シリ－ズ23〉、山川出版、1995年、175頁。

外部リンク

• 砥鹿神社（公式サイト）
• 砥鹿神社（國學院大學21世紀COEプログラム「神道・神社史料集成」）

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