浦安鉄筋家族

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アニメ

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テンプレート:Infobox animanga/Footer テンプレート:Sidebar with collapsible lists浦安鉄筋家族』(うらやすてっきんかぞく、SUPER RADICAL GAG FAMILY)は、浜岡賢次による日本のギャグ漫画である。略称は「浦安」(うらやす)、「浦鉄」(うらてつ)、「浦筋」(うらきん)など。本記事では続編の『元祖!浦安鉄筋家族』(がんそ!うらやすてっきんかぞく)、『毎度!浦安鉄筋家族』(まいど!うらやすてっきんかぞく)についても記述する。

概要

週刊少年チャンピオン」で、1993年第10号から2002年第13号まで連載された。コミックスは全31巻。CDドラマやキャラクターブックも発売されている。一時期、ギャグ漫画売り上げ日本一になった経歴を持つ。

千葉県浦安市(厳密にいうと浦安市の元町地域)を主な舞台に、過剰に元気な小学2年生の主人公・大沢木小鉄(おおさわぎ こてつ)の家族とその仲間達が繰り広げるドタバタ喜劇。プロレスラーや芸能人、有名アニメや漫画のキャラクターなど、実在・架空問わずあらゆる人物のパロディーがよく登場する。

回ごとの扉絵は存在せず、必ず左ページから始まり右ページで終わる。そのため単行本でも基本的に余白なしでページがつながっている。

単行本の表紙にその巻で掲載されている漫画のコマを載せるのが特徴(主に新キャラが載ることが多い。また、10巻などの1部の表紙では表紙オリジナルのシーンのコマを入れることがある)。もう一つ特徴なのは、作者自身の作品評がある事である。当初は、詳細まで書き綴っていたのだが、中盤以降は「普通」など淡白なものと化してしまった。どうしても納得のいかない作品(424発目など)は収録されないこともある。なお、前作『4年1組起立!』にも存在するが、本作など他の浜岡作品の単行本に収録されている。

作者が「ウンコは子供向けギャグマンガの必需品」という見解を持っているため、下ネタが数多く登場している。また、登場人物の半分ほどの身長の人間がコマの端あたりに描かれていることも結構ある。これは、作者の「サブがいたほうが面白い」という意向のため。

個性的な名前のサブタイトル、擬音、効果音も大きな特徴となっている。例えば、地面に激突した時に「ぐにゃっぱ」という奇声を発したり、蝶野正洋似のキャラクターにケンカキックをされた時は「ムタ」と発するなど。その際は創英角ポップ書体で文字が書かれる事が多い。

400発目(連載400回)では、「浦安市民最強を決める格闘技大会」(『グラップラー刃牙』の地下闘技場最大トーナメントのパロディ)が開催され、「500発目に続く」とあったが、463発目(連載463回)をもって終了したため、500発目は描かれることなく「元祖!」にリニューアルされた。その後、「元祖!」47固め(「元祖!」の話数カウントは“固め”であり、リセットして1から数えなおしている)で続編が描かれ(47固めのサブタイトルは「500発+10」)、その後201固め、300固めに引き続き続編が描かれている。

2008年には「464発目」として、「元祖!」ではない純粋な新作が執筆された(「元祖!」20巻収録)。

15巻に「214事件」というバレンタインデー214日)ネタの話があるが、これは「214発目」の話である。作者はこの奇妙な一致に、最後のセリフ入れ作業の時に気づいたという。

最後のコマに「終」や「オワリ」など、そのままか背景などに混じらせる形で書かれるケースが多い。

2002年17号よりタイトルを『元祖!浦安鉄筋家族』として新たに連載を開始、2010年48号まで連載された。コミックスは全28巻。話数カウントは「~固め」であり、リセットして1から数え直している。

あかねを豪邸からアパート住まいにさせる、担任を奈々子先生に変える、小鉄らを3年に進級させ仁・花子のクラスを入れ替える、新たなキャラクターとして金子先生を登場させるなど、設定のマイナーチェンジがはかられた。ただし、ギャグ漫画の内容としては前作のテンションを引き継いでいる。下ネタは減少したものの、暴力的描写は健在であり、さらにリアルな描写になった、但し後期は暴力ネタは減少した。他にも「クラスで地味な生徒」を扱ったネタが増え、鋭い人間描写が見られる。前作からストーリーの最後のコマに頻繁に出ていた、「終」などの終わりをあらわす一文字もしくは、数文字が初期など一部の話を除き事実上廃止となった。

単行本2巻からは中崎タツヤ風の自伝漫画「はまけん」が連載中(この作品は『月刊少年チャンピオン』にも読切として掲載されたことがある)。

7巻では100固めを記念して、単行本初のオールカラー漫画を収録。また、2008年の21・22合併号において、「特大!『浦鉄祭』!!」と題して(前作からの)連載15周年記念の特集が組まれた。

2010年49号より『毎度!浦安鉄筋家族』として新たに連載を開始した。話数カウントは「~キンポ」であり、リセットして1から数え直している。初回と第2回は2話掲載された。

登場人物

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小鉄軍団

主に、小鉄をリーダーとした集団の通称(周りからそう呼ばれている、花丸木からはデビルキッズと呼ばれている)。主なメンバーは仁、あかね、のり子、ノブ、フグオ、花子、田中(中田)、涙である。他にも金子や江戸五郎や星や米異や野村幸子等がいる。

主に遊びを目的として集まっている。遊びは殆ど野球だが、時にはお互いの家に行ってゲーム等をして遊んだりしている。時々、浦安フジに行ってダンボーラーをしている事もある。主に小鉄、あかね、のり子、ノブ、仁が様々な案を出し行動し、最終的には小鉄が決める。

遊んでばかりの様に見えるが、仁の家を建て替えや庭の手入れ等、人助けをする事もある。時にはイタズラをしたりして面白がっているが、最終的には自分等が被害を受ける事が多い。

タイガー軍団やNYAに目をつけられていて、特にNYAからはかなり嫌われていたが元祖後期からは逆に憧れを持たれるようになる。小鉄達は嫌われている事を知らない為、彼らに普通に話しかける事が多い。タイガー軍団からは色々と絡まれたり喧嘩を売られたりするが、最終的にはタケシがバカな行動を起こして結果的に小鉄軍団が勝っている。花丸木からも嫌われているが、単に小鉄達は花丸木と遊びたいだけの様である。

チームの団結力は強いが、クラス全体の団結力も強く、玉子山に張り手をされて重傷を負った中田の仇を取るため全員で玉子山に襲い掛かった事、ノブのお見舞いを全員で行く等である。気弱でいじめられっ子だった米異やテキレツを励ましたり、鍛えさせたり等、弱い者を助けた事がある。

海外版

『浦安鉄筋家族』は韓国、香港、台湾などへ輸出して、海外ではタイトルが変えられている。韓国では『우당탕탕 괴짜가족(どたばた色物家族)』、『元祖!浦安鉄筋家族』は『원조 괴짜가족(元祖色物家族)』、『毎度!浦安鉄筋家族』は『언제나 원조 괴짜가족(いつも元祖色物家族)』、香港では『愛生事家庭』、台湾では『抓狂一族』になった。

韓国版:本来のサブタイトルが内容を読み取るのに難解だということで、内容を参照したものに変えられている。また、削除した編数が多い。擬音とセリフがハングルになっている。

登場人物の名前

  • 台湾版:登場人物の名前が全て漢字表記になっている。
のり子(法子)、仁(阿仁)、あかね(小茜)、フグオ(服雄)、ノブ(阿德)、仁ママ(仁媽)、中村タケシ(中村竹西)。
  • 韓国版:登場人物はすべてハングルで表記される(苗字を除く)。なお春巻龍の名前はブルース・リーと訳されたりしている。
小鉄(고테츠)、金鉄(깅테츠)、順子(준코)、春巻 龍(이소룡)など。
  • 香港版:登場人物の名前が全て漢字表記になっている(元々漢字表記の名前である人物達はそのまま)。
のり子(紫子)、仁(仁仔)、あかね(小茜、翻訳すればあかねちゃんという)、フグオ(小福、福から)、ノブ(華仔)

CDドラマ

1996年8月にBMGビクター(現・BMG JAPAN)から発売された。監督は谷田部勝義

内容

  1. 1発目 ミイラ
  2. 2発目 野良ミャオ
  3. 3発目 へっぴり
  4. 4発目 キド
  5. 5発目 番外編

声の出演

主題歌

「○▽□未来の子」
歌 - スリーキャットナイト

テレビアニメ

第1期

1998年6月30日から同年8月24日に、TBS系(一部地域を除く)でアニメ化された。監督は大地丙太郎。1話約5分、全33話。翌1999年8月に新作映像を交えた再放送も行われている。アニメ化の際問題だったのが実在人物のパロディで、名前や容姿を大幅に変更したり、登場しなかったキャラも多い。アニメブックも発売された。

1998年7月25日に起こった和歌山毒物カレー事件の影響で、ストーリーにカレーが出てくる回が放送されなかった(この回はビデオ化の際に収録された)。

原作との相違点

  • 国会議員のデザインがアントニオ猪木をモデルにした容姿からジョン・ウェインをモデルにした容姿に変更されている。アニメ版の国会議員は外国人という設定になっており、台詞にも細かい変更が見られる。
  • ボギー愛子は登場せず、彼女の役割を受け継いだオリジナルキャラクター「三途野川霊子」が登場する。このキャラクターは作者である浜岡がデザインしている。デザインが変更になったのは「元ネタが古臭いキャラをそのまま出してもなんだから」と言う理由から。
  • 畑松五郎の名前を「牛松虎五郎」に変更、デザインも一部変更(唇を厚めにしている)。
  • あかねやノブなど、原作最初期と放送時期で髪型・服装などの容姿が異なっているキャラはそのまま放送当時の原作でのデザインと髪型・服装に変更された。小鉄に関しては髪形が変わる話はあるが、衣装は放送当時の原作のものに変更されており、原作最初期で着ていた物は登場しない。
  • 原作では無修正だった花丸木の股間にモザイク処理が施されている。
  • 人糞が赤い色になっている(「放送上の都合で色は変えてあるが、これはウンコである」とナレーションされる)。

担当声優(第1期)

スタッフ(第1期)

主題歌(第1期)

「ナツノマボロシ」(1発目 - 16発目)
作詞 - 鈴木将人 / 作曲・編曲・歌 - SHEEP
I'll〜アイル〜」(17発目 - X発目)
作詞 - 京 / 作曲 - Dir en grey / 編曲 - Dir en grey&KIYOSHI / 歌 - Dir en grey
一部シーンにらんま1/2などのディーン作品のパロディが使われているほか、キテレツ大百科のパロディキャラ、敵烈藤男がこのオープニングのみに登場している。

各話リスト(第1期)

X発目「走れスジャータ」は当初27発目として放送される予定だったが、和歌山毒物カレー事件の影響によりビデオのみの公開となった(この話の中にカレーが登場するため)。

話数 サブタイトル 絵コンテ 演出 作画監督 放送日 原作 収録VHS 収録DVD
1発目 鼻毛な奴ら 大地丙太郎 則座誠 波風立流 1998年
6月30日
1巻1 VOL.1 VOL.1
2発目 ドイツ人 やすみ哲夫 7月1日 1巻5
3発目 あんとんナッツ 桜井弘明 笠原彰 7月2日 1巻13
4発目 大鉄トゥワイライト 近藤信宏 小林勝利 7月6日 1巻14
5発目 転校人 横山広行 河南正昭 7月7日 2巻2
6発目 沈む肉 横山広行 7月8日 2巻8
7発目 春巻 そえたかずひろ 横山広行 7月9日 3巻2
8発目 ジャストンぴーなつ 松竹徳幸 7月13日 3巻8
9発目 むつでゾーラム やすみ哲夫 吉田俊司 小林一三 7月14日 1巻16 VOL.2
10発目 歯肉女 横山広行 7月15日 2巻10
11発目 ぶりちん 井硲清高 7月16日 3巻4
12発目 卵争 近藤信宏 7月20日 3巻15
13発目 あっきゅー 細川秀樹 村田雅彦 畑良子 7月21日 3巻11
14発目 ダンボーラー もりたけし 7月22日 4巻4
15発目 新にーちゃんうーたん 7月23日 5巻13
16発目 野良ミャオ 井硲清高 馬越嘉彦 7月27日 6巻13
17発目 梅星 松竹徳幸 則座誠 小林勝利 7月28日 6巻3 VOL.3 VOL.2
18発目 ふじまる 近藤信宏 波風立流 7月29日 6巻10
19発目 馬鹿サラダ 井硲清高 笠原彰 7月30日 8巻6
20発目 どみそ 則座誠 波風立流 8月3日 4巻12
21発目 バイショー ワタナベシンイチ 横山広行 河南正昭 8月4日 10巻15
22発目 野良P38 川獺次美 馬越嘉彦 8月5日 17巻2
23発目 新ボンボンらむーん そえたかずひろ 河南正昭 8月6日 9巻7
24発目 血の海 もりたけし 8月10日 12巻15
25発目 馬鹿者 細川秀樹 清水明 小林一三 8月11日 増刊号掲載 VOL.4
26発目 新・野良ミャオ 松竹徳幸 笠原彰 8月12日 10巻5
27発目 しんま ワタナベシンイチ 小林一三 8月13日 9巻2
28発目 便乗太郎 細川秀樹 村田雅彦 増永計介 8月17日 11巻2
29発目 よごれ 近藤信宏 小林勝利 8月18日 13巻4
30発目 新へっぴり 井硲清高 8月19日 13巻6
31発目 舟盛りの歌(「馬鹿夏」より) 大地丙太郎 音地正行 8月20日 13巻7
32発目 あぁ...春巻さん物語フォーエバァー (総集編) 8月24日 TVオリジナル
X発目 走れスジャータ(未放送) もりたけし 清水明 河南正昭 11月25日
(DVD&VHS発売)
13巻5

DVD&VHS(第1期)

DVD&VHSはバンダイビジュアルより、VHSは1998年10月25日から11月25日にかけて発売された、DVDは2001年2月25日にかけて発売された。

巻数 発売日 収録話
VHS
VOL.1 1998年10月25日 1発目 - 8発目
VOL.2 1998年10月25日 9発目 - 16発目
VOL.3 1998年11月25日 17発目 - 24発目
VOL.4 1998年11月25日 25発目 - X発目
DVD
VOL.1 2001年2月25日 1発目 - 16発目
VOL.2 2001年2月25日 17発目 - X発目

第2期

毎度!浦安鉄筋家族』のタイトルで、2014年7月6日より3分枠の短編アニメ版が放送・配信中。約16年ぶり2度目のアニメ化である。

第1作目と同様、大地丙太郎が監督し、スタジオディーンがアニメ制作を行う。主要声優は一新されている。

担当声優(第2期)

スタッフ(第2期)

  • 原作 - 浜岡賢次
  • 監督 - 大地丙太郎
  • 音楽 - 山本はるきち
  • 効果 - 上野励
  • 調整 - 木澤秀昭
  • 企画協力 - 阿部知司、YTE
  • 音響制作 - ダックスプロダクション
  • アニメーション制作 - スタジオディーン
  • 製作 - 毎度!浦安鉄筋家族製作委員会(スタジオディーン、ダックスプロダクション)

主題歌(第2期)

「鋼の街」
歌 - 冠徹弥

各話リスト(第2期)

話数 サブタイトル 絵コンテ 演出 作画監督 原画 エンドカード
1発目 アドベンチャーファミリー/行徳を越えて 大地丙太郎 小田真弓 高橋しんや 安部真弘
2発目 浦安マイヤーズ 清水勝祐、佐々木剛、
ひのたかふみ
生駒里奈
乃木坂46AKB48チームB)
3発目 辛辣!イカ男 野沢綾子、青木康哲 石黒正数
4発目 マルキーフィギュア 山村俊了 能地清、越貴史 佐藤タカヒロ
5発目 彼はお休み 小林勝利、なまじまちゅうじ 藤近小梅
6発目 どーもすいません 大地丙太郎 桜井弘明 南伸一郎、青木康哲 板垣恵介
7発目 便乗してもいいですか? 才木康寛、杉田柊 桜井のりお
8発目 真・野良ミャオ 小林勝利 増田英二

放送局(第2期)

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
東京都 TOKYO MX 2014年7月6日 - 日曜 22:27 - 22:30 独立局
兵庫県 サンテレビ EPG上では日曜 22:25 - 22:30[注 1]
日本全域 ニコニコチャンネル 日曜 22:27 更新 ネット配信

ソーシャルゲーム

『浦安鉄筋家族 夏休み王はオレだ!!』

2011年7月7日よりMobage(モバゲー)から配信が開始された。2011年12月を持ってサービス終了[1]。基本プレイ無料・アイテム課金制のソーシャルゲーム。

脚注

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注釈

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出典

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外部リンク

関連項目

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  1. 浦安鉄筋家族~夏休み王はオレだ!~ソーシャルゲームで登場!!(2011年11月閲覧)