浜松克樹

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浜松 克樹(はままつ かつき、1954年 - )は、日本の雑誌編集者ペンネームの「イニシャルビスケットのK」名義での著述活動も行う。編集部員や読者達からは、「Kさん」の愛称で親しまれている。

経歴

中央大学法学部卒業。朝日紙業に入社。同社の子会社みのり書房に移籍して、『官能劇画』の編集を経て、1977年、『月刊OUT』に配属。創刊2号の『宇宙戦艦ヤマト』の特集を担当し、同誌のアニメ雑誌としての性格を決定づける。以後も同誌の『超人ロック』特集や増刊号の『ランデヴー』誌と『ランデヴーコミック』誌も担当した。『月刊OUT』では、読者投稿コーナー「Fromお茶の水」も担当して人気編集者となる。1978年10月にみのり書房を退社。編集プロダクションの銀英社を設立して、1980年創刊の投稿雑誌『ファンロード』編集長に就任した[1]

人物

テンプレート:雑多な内容の箇条書き

  • 似顔絵は「K」の文字の顔の人物として描かれ、アニメ『うる星やつら』のモブシーンあさのまさひこ(こちらはの文字の顔の人物)とともにその姿で登場した事がある。
  • ファンロード誌上で、当時まだマイナーな存在だった荒木飛呂彦を特集しインタビューした縁で、『ジョジョの奇妙な冒険』第一巻の巻末にコメントを寄せている。
  • ファンロード(当時『ふぁんろーど』)編集長が読者の質問に答えるコーナーで、ショタコンの語源となる「ショウタローコンプレックス」という言葉を作り出した。
  • 携帯電話をほとんど使用しない(例外は海外へ行った時など)。

趣味

ネタ

誌上で語られるその人物像には投稿者への「ネタふり」としての脚色や誇張も含まれており、必ずしも実像と一致しない面もある。

  • 泥酔して「俺はソ連兵だ!」と言った。
  • 心霊体験の特集内においての、「Kさんはマンジュウがコワイ」という一文が、元ネタである落語を知らない読者に真に受けられ(あるいは知っていながら故意に曲解され)、「饅頭が弱点である」という誤った認識が誌上で広まった。
  • ある漫画執筆者にせがまれてメイド喫茶に連れて行き、そこで(仕事上で得た)メイド喫茶についての知識を披露したところ、その詳しさから「Kさんはメイドが大好き」という噂が立ち、誌上で盛んにネタにされるようになった。

関連項目

出典

  1. 「不滅のOUT10年史!!」『月刊OUT』1987年5月号、みのり書房、pp.19-29

外部リンク