浅虫温泉

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浅虫温泉(あさむしおんせん)は、青森県青森市(旧国陸奥国)にある温泉

歓楽街温泉として発展したことから「東北の熱海」「青森奥座敷」とも呼ばれる。

泉質

  • 塩化物泉(旧泉質名 : 含石膏弱食塩泉。新泉質名 : ナトリウム・カルシウム-硫酸塩-塩化物泉)

歴史

平安時代876年に、円仁が発見したとされる。発見後もを蒸すことにのみ温泉が使われていたが、1190年にこの地を訪れた法然が温泉への入浴を広めてから、入浴用途にも使われるようになった。

温泉名も麻を蒸すことに由来し、麻蒸転じて浅虫となった。江戸時代には本陣も置かれ、弘前藩の藩主も入浴した。

太宰治棟方志功とゆかりがある。

温泉街

浅虫温泉駅を中心に、大型ホテル旅館などの宿泊施設約30軒が営業している。大型ホテルが並ぶ通りの裏手の海辺には浅虫ヨットハーバーと海水浴場のサンセットビーチあさむしがある。

共同浴場浅虫温泉駅裏手の「松の湯」と、国道4号沿いの道の駅浅虫温泉内の「ゆーさ浅虫」の2軒がある。後者は「はだか湯」という名称の展望浴場で、これはかつて温泉街にあった共同浴場の名称を引き継いだもの。

至近に浅虫水族館がある。観光客は主に、温泉と温泉街で開催される津軽三味線ライブや浅虫温泉ねぶた祭りなどのイベントを目的に訪れるため、温泉地の周辺施設は寂れてきており、2005年10月10日で遊園地を中心とするレジャー施設であるワンダーランドASAMUSHIが閉園した。

周辺の見所

湯の島

温泉街の海釣り公園から海を隔てて800m、陸奥湾上に湯の島が浮かぶ。ボートで渡ることができる。湯の島にはカタクリの群落があり、4月に『湯の島カタクリ祭り』が催される。

陸奥湾展望台

温泉街の裏手の山には、森林浴に最適なハイキングコースがある。コース上には陸奥湾展望台があり、眺めがよい。

祭事・行事

アクセス

関連項目

外部リンク

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