活性化

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活性化(かっせいか)とは、使われていなかったものに刺激を与え、使われるようにする様子を表す語である。もともとは化学生物学医学で用いられる語であるが、経済社会科学の分野でも多用される。

活性化したものが再び元に戻る状態、あるいは不可逆的に活性化できなくなることを、不活化または失活と呼ぶ。

化学

化学変化を起こすには、基底状態にある反応物質に外部からエネルギーを与え、遷移状態となる中間状態を経て、より低いエネルギーを持つ生成物質に変化させる。この時、外部から与えられたエネルギーを活性化エネルギーと呼ぶ。

また別の用法として、保存状態のままでは使用できない試薬を、化学的あるいは物理的変化を加えて使用可能な状態に変換することも意味する。モレキュラーシーブ触媒などに対して用いられる。

生物学、医学

生物学や医学においての活性化は、生体内の数々の酵素の働きを示す場合に用いられることが多い。それ以外の場合では(ニュアンスは似ているものの)異なる事象を表すことがあるので注意が必要である。

また、の働きを活性化するとして、健康食品音楽、音読、暗算、視覚刺激、笑いなどが取り上げられる。しかし、言葉の持つイメージが先行し、活性化することによって脳の機能がどのように向上するのか、などの説明はなされていない。なお川島隆太週刊朝日の取材に対し「脳が働くという事実と、脳の機能が上がるというのは別の問題です。」と答えている。

経済、社会科学

主に地方自治体産業界において、活性化センター、活性化機構など、活性化を名称に持つ組織が多数存在する。目的には次のようなものがある。

活性化の方法として、次のようなものが挙げられる。

法令名における用例としては

  • 国会審議の活性化
  • 特定自由貿易地域活性化
  • 中小企業の事業活動の活性化
  • 中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化
  • 公務の活性化のために民間の人材を採用する場合の特例
  • 特性産業集積の活性化
  • 特定農山村地域における農林業等の活性化

がある。

しかし、実際には明確な定義が考えられて使われる場合は少なく、社会の発展や消費活動の向上に対する願望を込めて比喩的に用いられることが多い。

関連項目

自然科学
社会科学
団体

外部リンク