河内市

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テンプレート:Infobox 河内市(かわちし)は、かつて大阪府にあった。現在の東大阪市中部にあたる。

概要

1955年昭和30年)1月15日に、中河内郡盾津町玉川町英田村三野郷村若江村が合併し、大阪府下で20番目に市制を施行して河内市が誕生した。市役所は現在の東大阪市稲葉1丁目に置かれていた。

1967年(昭和42年)2月1日に、布施市枚岡市と合併して東大阪市となり、旧河内市役所は東大阪市役所となった。

旧市域はおおむね大阪中央環状線の東から恩智川付近にあたる。

市名は河内国に由来。英田村・三野郷村・盾津町のうち旧東六郷村は加えて河内郡の旧郡域でもあるが、他は若江郡の旧郡域となる。大阪府の代名詞である摂河泉のうち最初に旧国名をそのまま名乗る市として誕生したが、12年という短命に終わった。ちなみに、1956年(昭和31年)9月1日和泉市1966年(昭和41年)11月1日摂津市が誕生し、当市が消滅するまでのわずか3ヶ月間ではあるが、摂河泉3市が揃っていた時期がある。

旧市役所の建物は、合併後も35年の長きに渡り東大阪市役所として使用され、手狭となっては増改築を繰り返し、2003年の荒本への新市役所移転時にその使命を全うした。現在でも警察(河内警察署)と郵便(河内郵便局)は旧市域を管轄している。