決明子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

決明子(けつめいし)とは、エビスグサ(決明)の種子生薬名。日本薬局方にも収録されているが、日本では漢方薬にはあまり用いられず、民間薬または健康食品として用いられる。別名は夷草(えびすぐさ)[1]

また、決明子は「ハブ茶」として流通していることが多い。しかし、ハブ茶というのは、本来はハブソウの種子(望江南(ぼうこうなん))であり、決明子は、その代用である。

概要

中国明代の『本草綱目』に収載され、その名称は「目を良くする(決)種子」に由来するといわれている。アントラキノン誘導体、ナフタリン誘導体を含有し、アントラキノン誘導体の緩下作用により便秘、腹部膨満感に効果がある[1]

効能

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

  • 1.0 1.1 仝選甫「薬食兼用の天産物 No.13 決明子(ケツメイシ)」『漢方医薬新聞』2009年12月20日、8面。