永井多恵子

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テンプレート:基礎情報 アナウンサー永井 多恵子(ながい たえこ、旧姓:高島、1938年1月30日 - )は、公益財団法人せたがや文化財団理事長で、元NHK役職員(アナウンサー解説委員、副会長を歴任)。

人物

東京都出身。早稲田大学第一文学部を卒業後、1960年NHKにアナウンサーとして入局。以来ずっと東京アナウンス室に在籍し、経済番組の司会など主として報道番組を担当。1980年、アナウンス現場を離れ解説委員室に異動。女性問題や文化・教育問題にスポットを当てた解説や番組の制作に携わった。

1990年、当時の浦和放送局(現・さいたま放送局)長に就任。NHK史上初の女性局長であった。3年務めた後解説委員室に復帰し、1995年、NHKを役職定年に合わせて退職した[1]

退職後は今の公益財団法人せたがや文化財団に招かれ、1996年世田谷文化生活情報センター館長に就任。在野で活動していたが、2005年橋本元一会長の下で副会長として招聘され一旦財団を退職、10年ぶりのNHK復帰となった[2]。しかし2008年NHKの株インサイダー取引問題で、橋本に連座する形で副会長を引責辞任した[3]

辞任後は財団に戻り副理事長を経て、2013年6月に理事長となった。また日本バレーボール協会評議員など、多くの団体の外部役員も務めている。

過去の出演番組

  • 永井多恵子のあなたとNHK - NHKの再生に向けた取り組みを永井副会長自らが語るとともに、中央・国際番組審議委員会の審議内容について説明した。

脚注

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外部リンク

せたがやアーツナビ(公益財団法人せたがや文化財団公式サイト)
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  1. NHKでは幹部級の役職についた職員は54歳~57歳にその役職の定年を迎えることになっている。
  2. NHKの役員となった者は、在任期間中他の一切の公務を兼ねることが禁じられている。
  3. テンプレート:Cite news