東海大学菅生高等学校・中等部
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東海大学菅生高等学校・中等部(とうかいだいがくすがおこうとうがっこう・ちゅうとうぶ)は東京都あきる野市にある男女共学の私立中学校・高等学校、事実上中高一貫校(現在の校舎は別々の地に所在する)。
概要
東海大学の提携校のため、東海大学関連高校独自の「高校現代文明論」という授業を中心に各教科が展開されるのが特徴。東海大学の付属高校には、既存の高校が東海大学と提携して付属校となり校名を変更した学校が数校あるが、この学校は発足時から学校法人東海大学との提携により開校した学校である。
沿革
- 1983年(昭和58年) - 多摩学院幼稚園を経営する学校法人多摩児童学院(現・学校法人菅生学園)が、学校法人東海大学と提携のもと東京菅生高等学校(全日制・普通科・男女共学)を開校。
- 1986年(昭和61年) - 普通科体育コースを設置。
- 1989年(平成元年) - 東海大学との校名変更調印に伴い東海大学菅生高等学校に校名変更した。
- 1995年(平成7年) - 東海大学菅生高等学校付属中学校開校。
- 2008年(平成20年) - 学校法人東海大学の方針に従い東海大学菅生中学校が東海大学菅生高等学校中等部へ校名変更。
校長
- 北川 裕司
特色
「付属」が付かないのは、経営母体である学校法人菅生学園が東海大学とは無関係であるためである(付属甲府高校と山形高校も地元の学校法人であるが、菅生学園は東海大学とは全く無関係の「多摩学院幼稚園・菅生学園初等学校」も設置している)。付属甲府高校と山形高校は、他の東海大付属校同様に大学と一貫した学校経営を行っているが、菅生学園は、オーストラリア・シドニーに「菅生学園武道館」を開設したり、「太陽光発電システム」を校舎に設置、2007年には小学校「菅生学園初等学校」を開校するなど、東海大学とは独立した「独自色」を前面に出している。そのため、菅生高校・中等部のみ独自の校章を採用している(他の付属各校は全く同じ校章)。
部活動
高等学校
- 硬式野球部 過去春2回、夏2回甲子園に出場
- サッカー部 過去2回選手権大会出場
- 硬式テニス部 2005年都大会優勝 2009年全日本Jr.テニス選手権大会ダブルス優勝 2009年度インターハイ出場
- ラグビー部 過去1回花園出場
- 吹奏楽部 2012年度全日本アンサンブルコンテスト金賞 2013年度全日本吹奏楽コンクール銀賞
2013年度全日本高等学校選抜吹奏楽大会優秀賞
- 男子バスケットボール部 2007年、08年ウィンターカップベスト8 2009年度インターハイ出場
- ソフトテニス部 2009年度インターハイ出場
- 剣道部 2009年度インターハイ出場 2010年度インターハイ出場
- 水泳 2009年度インターハイ出場
- 卓球部 2010年度インターハイ出場
- 弓道部 男子国体出場
- ハンドボール部東京都私学大会 男子優勝 女子ベスト8
- ソフトボール インターハイ予選準優勝
- 陸上競技部 2011年度インターハイ出場(女子やり投) 2011年度関東大会出場(女子やり投•女子砲丸投) 2012年度関東新人大会出場(男子400mH) 2013年度関東大会出場(女子やり投)
中等部
- サッカー部 2011年度都大会出場。2011年度東京都新人大会準優勝。2011年度首都圏私立中学校チャンピオンズカップ優勝。
- ソフトボール部 2011年度都大会ベスト8。全国大会への出場経験も多数。
- テニス部 2012年全国中学生テニス選手権大会優勝。全国大会三連覇を果たす。
- 野球部 2010年東京都中学校野球秋季大会で初優勝。
菅生学園初等学校について
交通
【菅生高校】
【菅生中学校】
●なお、菅生学園学びの城行きは、平日・土曜の朝のみ運行。 ●休日は秋川・小作から菅生高校行きで「菅生」下車、徒歩5分 〈一部、秋川からだと小作駅西口行き・小作からだと秋川駅行き〉
主な出身者
- 中野渡進(元プロ野球選手・現在:もつ鍋わたり店主)
- 笹川隆 (元プロ野球選手)
- 金森敬之(プロ野球選手・千葉ロッテマリーンズ)
- 網野友雄(バスケットボール選手)
- デイビット矢野
- 柴田将士(俳優)
- ロンギ正幸 (テニス選手)
- 小林莉子(女子競輪選手)
- 井上玲美(女子競輪選手)