杉浦直樹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:ActorActress 杉浦 直樹(すぎうら なおき、1931年12月8日 - 2011年9月21日)は、日本俳優愛知県岡崎市出身。フリーランス

来歴・人物

愛知県立岡崎高等学校卒業(高2回生)。日本大学芸術学部中退。在学中に、西村晃岡田英次ら所属していた新協劇団の研究生に。1950年内田良平小松方正らとともに新演劇研究所を設立し主に舞台演劇で活躍。従兄弟は数学者東京大学名誉教授の杉浦光夫

映画では、1957年石原裕次郎主演の『俺は待ってるぜ』でデビュー。続いて、1958年に石原裕次郎、小林旭宍戸錠出演の『錆びたナイフ』で印象的な敵役を演じ、注目を集める。1958年松竹に入社しにんじんくらぶに所属、二枚目役にも挑戦し活動範囲を広げる。1962年には松竹を退社し、1965年のにんじんくらぶ分裂後は、劇団欅の結成に参加した後、フリーとなった。

以降はテレビドラマに多く出演し、向田邦子作『父の詫び状』『あ・うん』、山田太一作『岸辺のアルバム』など、日本のテレビドラマ史に残る名作に数多く出演していた。

2006年9月、脳梗塞を発症したため出演舞台を降板。以後はリハビリのために休業していたが、2011年8月に体調を崩し入院、9月21日午後7時23分に肺腺癌のため東京都内の自宅で死去[1]テンプレート:没年齢。最期の言葉は「私の人生、メデタシ、メデタシ」「皆さんにありがとうと言って下さい」[1]

私生活では若いころに一度結婚していたがその後離婚、独身生活を長く続けていたが、晩年に再婚[2]。酒豪・愛煙家であり、日本酒一升は軽く、たばこは両切りピースを好んでいた[1]。演技に生活臭がでるのを嫌い[1]、脳梗塞で倒れるまでは都内の一流ホテルで生活していた[1]錦鯉の愛好家であり、ホテルの部屋も庭の鯉が見える『1151号室』(いいこい)に宿泊していた[1]

受賞歴

主な出演

テレビドラマ

映画

  • 俺は待ってるぜ(1957年、日活
  • 錆びたナイフ(1958年、日活)
  • 悪女の季節(1958年、松竹大船) - 入社第一作
  • 坊っちゃん(1958年、松竹大船)
  • 大学の合唱(1959年、松竹大船)
  • いたづら(1959年、松竹大船)
  • 明日の太陽(1959年、松竹大船)
  • 新婚列車(1959年、松竹大船)
  • 太陽に背く者(1959年、松竹京都)
  • 海の地図(1959年、松竹大船)
  • 体当りすれすれ娘(1959年、松竹大船)
  • 暁の地平線(1959年、松竹大船)
  • 明日への盛装(1959年、松竹大船)
  • パイナップル部隊(1959年、松竹京都)
  • 四万人の目撃者(1960年、松竹大船)
  • 白い波濤(1960年、松竹大船)
  • 予科練物語 紺碧の空遠く(1960年、松竹大船)
  • 大穴(1960年、松竹京都)
  • 俺たちに太陽はない(1960年、松竹大船)
  • 鑑賞用男性(1960年、松竹大船)
  • 白い肌と黄色い隊長(1960年、松竹大船)
  • 明日はいっぱいの果実(1960年、松竹大船)
  • 悪の華(1961年、松竹大船)
  • 抱いて頂戴(1961年、松竹大船)
  • 図々しい奴(1961年、松竹大船)
  • 花扉(1961年、松竹大船) - 末松修 役
  • 引越やつれ(1961年、松竹大船)
  • 河口(1961年、松竹大船)
  • 寛美の我こそは一等社員(1962年、松竹大船)
  • 男の歌(1962年、松竹大船)
  • 暗黒街の顔役 十一人のギャング(1963年、東映東京)
  • ギャング対Gメン 集団金庫破り(1963年、東映東京)
  • 柔道一代 (1963年、東映) - 香野理五郎 役
  • 親分を倒せ(1963年、東映東京)
  • 浅草の侠客(1963年、東映東京)
  • 図々しい奴(1964年、東映東京)
  • 二匹の牝犬(1964年、東映東京)
  • ならず者(1964年、東映東京)
  • 続・図々しい奴(1964年、東映東京)
  • 御金蔵破り(1964年、東映京都)
  • いれずみ突撃隊(1964年、東映東京)
  • ひも(1965年、東映東京)
  • ダニ(1965年、東映東京)
  • 網走番外地 望郷篇(1965年、東映東京) 
  • 網走番外地 北海篇(1965年、東映東京)
  • 日本ゼロ地帯 夜を狙え(1966年、松竹大船)
  • 網走番外地 荒野の対決(1966年、東映東京)
  • 地獄の野良犬(1966年、東映東京)
  • 男度胸で勝負する(1966年、東映東京)
  • 殺るかやられるか(1966年、日活
  • トラック野郎 天下御免(1976年、東映東京)
  • この子の七つのお祝いに(1982年、松竹 / 角川春樹事務所)
  • 唐獅子株式会社(1983年、東映東京)
  • ときめきに死す(1984年、日本ヘラルド
  • 時代屋の女房2(1985年、松竹)
  • 青春かけおち篇(1987年、松竹)
  • 39 刑法第三十九条(1999年、光和インターナショナル
  • 釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪!(2002年、松竹)
  • ドラッグストア・ガール(2004年、松竹)
  • 手紙(2006年、ギャガ

バラエティー

CM

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 テンプレート:Cite news
  2. テンプレート:Cite news
  3. 連続テレビドラマで、映像が現存し、2013年8月からチャンネルNECOで全13話を放映。

外部リンク