木村昇吾

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テンプレート:Infobox baseball player 木村 昇吾(きむら しょうご、1980年4月16日 - )は広島東洋カープに所属するプロ野球選手内野手外野手)。

経歴

プロ入り前

大阪府大阪市出身。小学1年生の時に大阪クーガーズに入り二塁手となる[1]。高校は香川県尽誠学園に進学し3年時に第80回全国高等学校野球選手権大会に出場。2回戦で久保康友がエースの関大一高に敗退[1]

大学では1年次から6番・遊撃手のレギュラーになり、愛知大学野球リーグで.469の打率を残した[1]。4年時に全日本大学野球選手権大会に出場、1回戦敗退。愛知大学野球リーグではベストナイン(遊撃手)に2回選出されるなど俊足とパンチ力を秘めた選手として活躍。2002年度ドラフト会議にて11巡目指名で横浜ベイスターズに入団した[1]。このとき、他の球団から指名の約束があったらしいが実現されなかった[1]

横浜時代

テンプレート:By開幕戦は欠場もベンチ入りを果たし第2戦で伊良部秀輝からセーフティバントを決めプロ初安打を記録。この年は25試合に出場し、4安打の成績だった[1]。しかし2年目テンプレート:By以降は目立った活躍ができず、4年目テンプレート:Byから走力に活路を見出そうと取り組んだ。(しかし、2年目と4年目には湘南シーレックス所属でフレッシュオールスターゲームイースタン・リーグ選抜やセ・リーグ選抜に選出)打法も試行錯誤を繰り返した[1]テンプレート:Byオフ、岸本秀樹とともに、小山田保裕との2対1のトレードで、広島東洋カープへ移籍した。

広島時代

テンプレート:Byはキャンプからマーティ・ブラウン監督の目に留まり、開幕から年間を通じて一軍に定着[1]。先発出場の機会はほとんどないものの、三塁手や遊撃手や二塁手の守備固め、代走要員として重宝され、自己最多の94試合に出場した[1]。代走起用36回、守備固め46試合はともにリーグトップだった。

テンプレート:By5月6日の対中日ドラゴンズ戦(ナゴヤドーム)で監督のマーティ・ブラウンが公式戦では3年ぶり3度目の5人内野シフトを敷いたとき、右翼手天谷宗一郎に代わって出場。外野へは行かず、三塁手と遊撃手の間で守備に就いたが、打者荒木雅博が三振に倒れたため守備機会はなかった。この年、スタメン出場はなかったが、巨人の鈴木尚広を抑えて2年連続リーグトップの代走起用39回を記録。また、内野の守備固め44回、外野の守備固め14回と、試合終盤の守備を任されるスペシャリストとして重要な働きをした。

テンプレート:By、シーズン当初は新監督の野村謙二郎の信頼を得られず出場機会を減らしていたが、後半戦に入り、正二塁手である東出輝裕の負傷離脱に伴い一軍に呼ばれ[1]、8月21日の対横浜戦で久々の先発出場。守備・走塁だけでなく、バットを寝かせた新フォームで[1]打撃でも好調を維持し、以後シーズン終了まで2番・二塁手としてスタメンに定着した。少ない打席数ながら打率は.324のハイアベレージをマークし[1]、守備要員から脱却する飛躍のシーズンになった。特に古巣の横浜相手には9月18日の試合で自身初の1試合5安打を記録するなど、対戦打率.593と強さを発揮した。

テンプレート:Byも6月に負傷した梵英心に代わって遊撃手に定着し、106試合で76安打を放った[1]

テンプレート:Byは復帰した梵が遊撃手に固定されたため、先発での出場機会が激減し、同年台頭した三塁手の堂林翔太の守備固めでの起用が主となった。出場機会を増やすために一塁手にも挑戦している(一塁守備でもファーストミットではなく内野用のグラブを使用)。 7月18日の中日戦では3番・遊撃手として先発出場。これがプロ入り後初めてクリーンナップでの先発出場となった。

2013年は8月に骨折をして戦線離脱となった堂林に代わって三塁手に定着し、クライマックス・シリーズ進出に貢献した。

人物

2003年4月に結婚。子供は1男2女。

詳細情報

年度別打撃成績

テンプレート:By2 横浜 21 26 25 0 4 0 0 0 4 0 0 0 0 0 0 0 1 9 0 .160 .192 .160 .352
テンプレート:By2 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .000 .000 .000 .000
テンプレート:By2 15 17 15 1 2 0 0 0 2 0 1 2 1 0 1 0 0 4 0 .133 .188 .133 .321
テンプレート:By2 10 6 5 1 1 0 0 0 1 1 1 1 0 0 0 0 1 1 1 .200 .333 .200 .533
テンプレート:By2 広島 94 55 48 15 11 0 0 0 11 1 6 2 4 0 2 0 1 13 0 .229 .275 .229 .504
テンプレート:By2 69 15 13 15 3 1 0 0 4 1 4 4 1 0 0 0 1 7 0 .231 .286 .308 .593
テンプレート:By2 70 164 136 22 44 10 5 1 67 11 6 5 16 0 10 0 2 33 1 .324 .378 .493 .871
テンプレート:By2 106 349 293 30 76 6 1 0 84 17 3 3 37 1 14 2 4 53 6 .259 .301 .287 .588
テンプレート:By2 71 55 46 10 7 2 0 0 9 2 1 1 4 0 3 0 2 7 4 .152 .235 .196 .431
テンプレート:By2 62 133 114 15 37 1 0 1 41 12 3 2 7 0 12 0 0 18 2 .325 .389 .360 .749
通算:10年 519 821 696 109 185 20 6 2 223 45 25 20 70 1 42 2 12 146 14 .266 .318 .320 .639
  • 2013年度シーズン終了時

年度別守備成績


一塁 二塁 三塁 遊撃 外野




























































2003 - - - 7 5 6 0 2 1.000 -
2006 1 1 0 0 0 1.000 4 4 11 0 1 1.000 - - -
2007 - 2 1 1 0 1 1.000 6 0 2 0 0 1.000 2 0 1 0 0 1.000 -
2008 - 4 5 6 0 2 1.000 53 14 21 2 2 .946 25 20 31 1 6 .981 -
2009 - - 39 8 13 1 0 .955 5 2 5 0 1 1.000 14 5 0 0 0 1.000
2010 1 0 0 0 0 - 35 80 92 2 18 .989 17 4 14 0 1 1.000 - 12 3 0 0 0 1.000
2011 - 1 1 0 0 0 1.000 13 3 2 0 1 1.000 86 134 241 9 34 .977 3 4 0 0 0 1.000
2012 9 12 0 0 2 1.000 8 2 9 1 1 .917 21 3 14 1 2 .944 16 7 13 1 2 .952 4 1 0 0 0 1.000
2013 6 8 0 0 1 1.000 1 0 0 0 0 .000 31 9 31 3 1 .930 33 18 37 1 8 .982 3 1 0 0 0 1.000
通算 17 21 0 0 2 1.000 55 93 119 3 23 .986 180 41 97 7 7 .952 174 186 334 12 53 .977 36 14 0 0 0 1.000
  • 2013年度シーズン終了時

記録

背番号

  • 66 (2003年 - )

脚注

テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:広島東洋カープ

テンプレート:横浜ベイスターズ2002年ドラフト指名選手
  1. 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 1.12 野球浪漫 木村昇吾『週刊ベースボール』2011年11月21日号、ベースボール・マガジン社、2011年、雑誌20442-11/21, 56-59頁。