暖房

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ヨーロッパのセントラル・ヒーティング・システム

暖房(だんぼう、煖房とも)は、室内を暖めて温度を上げる行為の総称。

の寒冷な季節に行われる。

日平均気温が10℃以下に下がると、暖房を行う人が多くなる。例えば東京では、毎年11月下旬頃から翌年3月中頃までが暖房期間とされる[1]

歴史

古くは、古代ローマハイポコーストが用いられていた。朝鮮半島にも似た方式のオンドルがあり、いずれも火で暖めた空気を床下に通すことで暖房を行っていた[2]

1700年代中ごろには、イギリス蒸気暖房が初めて使われた。1800年代後半になると、アメリカで鋳鉄製ボイラーが製造され、暖房技術の発展が進んだ[2]

日本では明治以降に様々な方式のストーブが製造されたが、寒冷地を除いて住宅の気密性が低いことから、一般家庭では火鉢こたつが使われ続けた。部屋全体を暖める暖房器具が普及するのは、第二次世界大戦後のことである[2][3]。現代の寒冷地以外の日本でも、こたつや電気あんかなどの局所暖房のみを使い、部屋全体を暖める暖房を使わない(主に厚着でしのぐ)人も多い。

暖房器具

火によるもの

ガスエンジン駆動のコンプレッサー運転によるもの

気体の循環によるもの(炎等が同一空間にないもの)

  • 太陽熱・地熱により空気を暖め循環させるもの(主にOMシステム)
  • オンドル

湯によるもの

電気によるもの

空気を汚染せず、火災の危険が少ないことなどから、電気式暖房器具の人気が高まっている[4]

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複数の方法を利用するもの

脚注

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関連項目

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fi:Ilmanvaihtokone it:Condizionamento (termotecnica)

ro:Încălzire
  1. 11月9日 暖房期間 お天気豆知識、goo 天気。
  2. 2.0 2.1 2.2 松本泰輔・野田将樹・松井勇「テンプレート:PDFlinkテンプレート:リンク切れ日本大学、2009年12月5日。
  3. テンプレート:PDFlinkテンプレート:リンク切れ社団法人リビングアメニティ協会。
  4. 暖房器具の種類と特徴、All About、2009年11月27日。