折り鶴放火事件

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テンプレート:出典の明記 折り鶴放火事件(おりづるほうかじけん)は、大阪府東大阪市に住む関西学院大学の男子学生が2003年8月1日広島県広島市中区広島平和記念公園内にある「原爆の子の像」に捧げられていた約14万羽の折り鶴放火した事件。

概要

2003年8月1日:「原爆の子の像」周辺に保管されていた折り鶴が燃えているのを通行人が発見、通報。広島県警察広島中央警察署の捜査により、防犯カメラに映っていた関西学院大学の4年生男子が器物損壊容疑で逮捕され、一緒にいた友人2人も口頭で厳重注意を受けた。大学側は会見で陳謝した。

2003年8月2日:関西学院大学学長が広島市を訪れ、秋葉忠利市長らに謝罪。「原爆の日」間近の犯行だったため、市長や被爆者たちはなおさら憤りを隠せなかった。

2003年8月6日:事件を知った同大学の在校生や卒業生、教職員によって折られた折り鶴91,000羽を大学関係者が持参し、謝罪した。その後、男子学生は釈放され、罰金30万円の略式命令、現場施設の復旧費340万円を請求されるが、深く反省しているとして退学を免れた。

外部リンク

テンプレート:広島平和記念公園