川内発電所

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テンプレート:基礎情報 発電所 川内発電所(せんだいはつでんしょ)は鹿児島県薩摩川内市港町字唐山6110-1にある九州電力石油火力発電所

概要

1974年7月に1号機が運転を開始、2号機までが建設された。

2号機はDSS(Daily Start and Stop)方式を採用し、電力需要の少ない夜間に停止する。当初は環境規制からLPGが燃料に使用されていたが、供給不安定から1991年に使用が中止された。2004年10月にはLPG設備の廃止に伴い公害防止協定が改定され、重油使用とされている[1]

同じ市内にある川内原子力発電所と区別する為に、「川内火力発電所」または「川内火力」のように呼ばれることがあるが、正式名称は「川内発電所」である。

大霧発電所山川発電所を遠隔運転・監視し、甑島風力発電所野間岬ウインドパーク発電所の運転状況を監視している。

予約が必要だが、見学することができる。

発電設備

  • 総出力:100万kW[2]
1号機
定格出力:50万kW
使用燃料:重油
営業運転開始:1974年7月2日
2号機
定格出力:50万kW
使用燃料:重油
営業運転開始:1985年9月27日

川内原子力発電所との関係

川内発電所は、川内原子力発電所川内川をはさんだ向かい側に建っている。さらに、川内発電所は、川内原子力発電所とほぼ同時期に建設されている。これは、川内発電所に対する漁業補償協定を、川内原子力発電所も含むものとするためであったのではないかという疑惑が持たれている[3]

出典

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関連項目

外部リンク

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  1. 日本経済新聞』1991年2月8日西部版34頁
  2. 九州電力 川内発電所
  3. 『原発列島を行く』集英社 集英社新書 鎌田慧