尚絅学院中学校・高等学校

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尚絅学院中学校・高等学校(しょうけいがくいんちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、宮城県仙台市青葉区広瀬町に所在し、中高一貫教育を提供する私立中学校高等学校(併設型中高一貫校)。

概要

キリスト教プロテスタント)教育を行っており、尚絅学院大学(宮城県名取市)は系列校である。なお、熊本県熊本市中央区尚絅大学尚絅大学短期大学部とは関係ない。

2003年に尚絅学院大学(男女共学)の開学に合わせて校名が変更されたが、本校は2008年の共学化により再び校名が変更されて現在の校名になった。

東北学院や宮城学院、仙台白百合学園などと同様に中高一貫校となっているが、中学校は少人数教育を導入しているため1学年20から30人と少なく、高等学校はその分大量に募集するため1学年260人前後を有している。

仙台市内における位置づけとしては、仙台白百合学園高等学校宮城学院高等学校に次ぐ学力ナンバー3の旧私立女子高等学校で、上位高と中堅高の境界線あたりと見るのが妥当である。市内においては、公立の旧女子高はさほど多くなく、宮城県宮城第一高等学校は極端にレベルが高く、宮城県仙台三桜高等学校は市南部、また、仙台白百合、宮城学院はいずれも市北部で、いずれも市中心部からはやや遠い。そのため、仙台市中心部の家庭で子女を女子校に通わせようと考えた場合、有力な選択肢の1つであった。

仙台市内の私立女子高等学校は近年、共学化が相次いでおり、尚絅学院も平成20年度から共学化された。残っているのは上記2校のほか、聖ドミニコ学院高等学校のみである(常盤木学園高等学校は音楽科のみ男女共学化)。

沿革

  • 1890年 - アメリカ北部バプテスト宣教師により、山田揆一の私邸(現宮城県知事公館)を借り受けて家塾を設立。
  • 1899年 - 私立尚絅女学校設立。
  • 1948年 -学制改革により、新制高校の尚絅女学院高等学校を設置。法人名を尚絅女学院にし、組織を中学部・高等学部・専攻部になる。
  • 1974年 - 中学部・高等学部を中学校・高等学校に改称。
  • 2003年 - 法人名が尚絅学院に変更され、尚絅学院大学開学にあわせて尚絅学院女子中学校・高等学校に改称。
  • 2008年 - 尚絅学院中学校・高等学校に改称し、中高一貫を維持しながら男女共学となる。

関連項目

外部リンク