富士由比バイパス

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薩埵峠からの富士由比バイパスと富士山と駿河湾

富士由比バイパス(ふじゆいバイパス)は、静岡県富士市の市街地を迂回し、同市今井から静岡市清水区興津東町に至る国道1号バイパス道路である。1993年に旧道の国道指定が解除され、現道となった。

概要

  • 起点:静岡県富士市今井
  • 終点:静岡県静岡市清水区興津東町
  • 全長:21.4km
  • 車線数:平面供用部4 - 6車線、立体供用部4車線

新富士川橋は、過去に有料区間として供用されていた。道の駅富士は、同有料道路の料金所跡地を利用して完全無料化から1年後の1993年4月に建設された。 段階的に細切れで開通し、それぞれ「由比バイパス」や「蒲原バイパス」という名称であったが、全線開通以降この名称になった。2000年初頭までは蒲原西IC付近に「由比バイパス」や「蒲原バイパス」という看板が残されていた。

富士市内は概ね平面交差。新富士川橋から清水区蒲原地区内まで立体交差である。清水区由比地区内の区間は平面交差ではあるものの信号が少なく、線形がよい。また2014年現在、由比地区の高規格化工事に伴って信号機の撤去が進んでおり、「寺尾」「倉沢漁港」「北田」の信号が利用停止されており、今後も「由比漁港」信号を立体化する予定で現道の南側にて工事が進行中。

自動車専用道路ではないので、50cc以下の原付も通行可能(自転車・歩行者は不可)。 ただし、富士川橋以西 - 静岡市清水区蒲原は2013年8月現在50cc以下の原付は通行禁止である。

富士市内においては平面交差部が続いており、特に宮島東交差点を先頭にした渋滞が慢性化していたが、平成20年2月に上り線が同交差点 - 道の駅富士まで3車線に拡大したため、上り線の渋滞はおおむね解消した。しかし下り線の渋滞はしばしば田子の浦高架橋まで続いている。

歴史

田子の浦高架橋は1972年の開通時は工場地帯を通る都合上、用地買収に時間がかかることが予想されたことから、鮫島から前田暫定ICまでの1kmほどの区間を2車線の暫定高架橋で開通した。このため当時の国道1号線(現・国道139号線)左富士交差点から前田暫定ICまでの連絡路を4車線で建設し、前田ICは高架橋がそのまま地表に降りてこの連絡路と交差していた[1]。 1975年にこの暫定高架線の山側に田子の浦高架橋が富士東ICまでが暫定2車線で開通し、これが現在の上り線となる。このため暫定高架線は前田ICが入口専用になり、同ICから鮫島までの下り線専用の2車線道路となり、同区間は下り3車線、上り1車線となる。 1999年に田子の浦高架橋の全4車線化に先駆けて前田ICは廃止。暫定高架橋の地表に降りる勾配部分は解体され、富士東ICから新規で建設された下り線とこの暫定開業部の平坦部が接続された。このため下り線を走行して、東海道本線との交差部分以西が先行開通した暫定の高架橋である。

また、事故抑制と通勤時間帯の渋滞解消のため、寺尾交差点の立体交差化の工事が実施され[2]、2014年(平成26年)1月26日に静岡市方面の流入ランプを供用開始した。同方面の流出ランプおよび沼津市方面の流入出ランプは同年3月中旬の供用開始を予定している[3]

年表

  • 1969年昭和44年)4月:建設着工。
  • 1972年(昭和47年)4月26日:富士市前田(前田暫定IC) - 由比町寺尾間が開通(暫定2車線)。鮫島~新富士川橋間は暫定平面4車線で供用開始。
  • 1975年(昭和50年)4月1日:富士市今井(富士東IC) - 鮫島間の田子の浦高架橋が暫定2車線で全通。新富士川橋が24時間営業(有料化)。
  • 1982年12月:新富士川橋 - 由比町寺尾の区間が4車線化。由比町寺尾以西は現道を拡幅して4車線化。
  • 1992年4月1日:新富士川橋無料化。
  • 1993年4月1日:本線に昇格(旧道は静岡県道396号富士由比線および国道139号線に降格)。
  • 1999年7月:田子の浦高架橋の4車線化工事のために、前田暫定ICは廃止され撤去工事開始。
  • 2003年3月20日:田子の浦高架橋前田IC以東が4車線で完成し、全線4車線で完成。
  • 2007年4月:江川交差点 - 蓮沼交差点までの平面部が6車線に拡幅。
  • 2008年2月20日:宮島東交差点 - 道の駅富士までの平面部が上り線のみ3車線に拡幅[4]
  • 2013年11月:「倉沢漁港」信号使用停止。
  • 2014年1月26日:寺尾交差点を立体化し、静岡市方面の流入ランプを供用開始。
  • 2014年2月:「北田」信号使用停止と同時に由比漁港交差点の立体化工事を開始。

接続するバイパスの位置関係

(東京方面)沼津バイパス - 富士由比バイパス - 静清バイパス(大阪方面)

地理

通過する自治体

交差する道路

施設名 接続路線名 備考 所在地
国道1号沼津バイパス沼津三島方面
富士東IC 国道139号県道76号 富士市
宮島東交差点 県道174号(富士見大通り)
(この間平面交差) 信号機あり
道の駅富士
蒲原東IC 静岡市
清水区
高浜IC 新蒲原駅入口
蒲原西IC
(この間平面交差) 信号機あり
寺尾IC[5] 県道396号
(この間平面交差) 信号機あり
興津IC 国道52号
国道1号静清バイパス清水静岡方面

道の駅

脚注

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関連項目

外部リンク

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