地内島
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地内島(2006年10月 新島黒根港沖より)
地内島(じないじま)とは伊豆諸島に属し、新島の南西沖にある無人島。
行政区画は東京都新島村に属する。釣りをする人が訪れることがある。
島の東側にはソフトコーラルが群生している。
かつては樹木が生い茂る緑の島であった。しかし、1934年から1969年までの間に観光目的でヤギ、ウサギ、サル、シカが移入されたことにより、その後植生が著しく破壊され、移入された動物も、ヤギは1981年までに、サルは1998年までに全滅し、また、シカは1985年に駆除された。ウサギについては1998年の時点で生息が確認されている[1]。
1980年ごろ、一部のシカが新島に泳ぎ渡って繁殖し、農作物を食い荒らす害獣となっている[2]。1998年の時点で、新島のシカの生息数は推定300頭である[1]。