名誉博士

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名誉博士(めいよはくし)とは、各大学が規則により定める学位に類する学術称号名誉修士名誉学士の上位にある名誉学位の最高位の称号である。

大学間の交流などにより研究者に贈られることも珍しくないが、国家元首や皇族・王族、政治家、外交官をはじめ著名な文化人など学界以外の人物に贈られることも多い。日本の皇族では皇太子徳仁親王英国ケンブリッジ大学より名誉法学博士を受けているのをはじめ、秋篠宮文仁親王タイの複数の大学より名誉博士号を贈られている。 京都大学では主に外国人研究者に名誉博士号を贈呈している一方[1]、私立大学では国内外の政財界はじめ著名な人物に贈ることが多く、慶應義塾大学ではフランス大統領のジャック・シラクブータン国王ジグミ・ケサル・ナムギャル・ワンチュクなど国家元首や政治家、研究者などに広く贈呈しており[2]早稲田大学などでも日本の内閣総理大臣 石橋湛山米国副大統領アル・ゴア画家平山郁夫ソニー名誉会長で同大学校友の井深大トヨタ豊田章一郎らに贈っている[3]。 近年では、2013年11月7日にフランス料理人の三國清三が、フランスのトゥール大学より、「美食学」の名誉博士号を受けたことが知られる[4]

脚注

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参照文献

報道資料

  • 『読売新聞』2013年11月9日東京朝刊

外部リンク

関連項目

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  1. 京都大学ウェブサイト京都大学名誉博士参照。
  2. 慶應義塾大学ウェブサイト慶應義塾大学名誉博士称号受称者一覧参照。
  3. 早稲田大学ウェブサイト早稲田大学名誉博士学位贈呈者一覧参照。
  4. この名誉学位は「フランスの美食術」がユネスコ文化遺産に登録されたのを機に創設されたもの。「三国シェフに名誉博士号」『読売新聞』2013年11月9日東京朝刊38頁参照。