南小野田駅

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ファイル:Semento-machi.jpg
「セメント町」の町名標
ファイル:Onoda technical highschool.jpg
山口県立小野田工業高等学校

南小野田駅(みなみおのだえき)は、山口県山陽小野田市平成町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)小野田線

駅構造

列車同士の行き違いが出来ない停留所構造で、単式ホーム1面1線の地上駅。小野田方面に向かって右側にホームがある。ホームへの出入口には簡便な駅舎があり、かつてここに出札口も設けられていたが、無人駅となってからは閉鎖された。自動券売機等の設備もない。山口地域鉄道部管理。

以前はホームに便所があった。現在は無くなっている。

駅周辺

周辺は小野田の市街地。駅の西側には小野田港が広がっており太平洋セメントの工場がある。駅の東側には高校や銀行などがある。

利用状況

1日の平均乗車人員は以下の通りである。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1999 232
2000 189
2001 142
2002 122
2003 115
2004 103
2005 98
2006 104
2007 100
2008 107
2009 91
2010 91
2011 101
2012 93

歴史

1915年(大正4年)11月25日に小野田港駅が開業した時は駅名がセメント町であっただけでなく、位置も今の南小野田駅の位置であった。セメント町駅は小野田鉄道の国有化に伴って1943年(昭和18年)4月1日に小野田港駅に改称。その後、小野田線の雀田駅までの延伸が成った1947年(昭和22年)10月1日に現在地へ移転した。

この移転に際し、旧来の小野田港駅をそのまま「小野田港駅北口」として残したのが当駅の始まり。

1962年(昭和37年)3月15日には南小野田駅として独立し、現在に至る。

なお、「セメント町」は南小野田駅東方に、正式の地名として現存する。

  • 1915年大正4年)11月25日 - 小野田軽便鉄道が小野田駅からセメント町駅までを開通させ、同時にセメント町駅開業。
  • 1923年(大正12年) - 小野田軽便鉄道が小野田鉄道に社名を変更する。
  • 1943年昭和18年)4月1日 - 小野田鉄道が国有化となり小野田線とされる。同時にセメント町駅は小野田港駅に改称となる。
  • 1947年(昭和22年)10月1日 - 小野田線の小野田港駅から雀田駅までが開通する。同時に小野田港駅は現在地に移転し旧小野田港駅がそのまま小野田港駅北口とされる。
    • なお、小野田港 - 雀田間開通と同時に、小野田線は一旦宇部西線に編入されるが、半年後の1948年(昭和23年)2月1日に旧宇部西線区間ともども小野田線に再改称された。
  • 1962年(昭和37年)3月15日 - 小野田港駅北口が南小野田駅として独立する。
  • 1985年(昭和60年)2月1日 - 無人駅化(簡易委託駅化)。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。

隣の駅

西日本旅客鉄道
小野田線
小野田港駅 - 南小野田駅 - 南中川駅

関連項目

外部リンク

テンプレート:小野田線