北条鹿島

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北条鹿島(ほうじょうかしま)は、松山市北条港の沖合いの小島。単に「鹿島」とも呼ぶ。北条港から市営渡船がある。円錐形をしており、ぽっかりと浮かんだその姿は、特徴的である。

概要

北条港から渡船に揺られて約5分で島に着く。島内には、その名のとおり鹿が生息している。海水浴場もあり、周辺はの好漁場として知られる。

島を一周する遊歩道があるが、島の西側は険しく、歩きにくい区間があり、その名も「犬戻り」という名が付けられている。犬ですら危険を感じて引き返すという意味である。山頂には展望台がある。

島内の飲食施設では、名物の鯛めしを味わうことができる。この鯛めしの由来は、神功皇后が朝鮮出兵の時にとの島に立ち寄った際に、戦勝祈願として鯛めしが出されたという言い伝えが残っているほど、歴史のあるものである。




伊予二見

鹿島の西沖合いにある岩、玉里・寒戸島(ぎょくり、かんどしま)は三重県二見夫婦岩に似ていることから伊予二見(又は伊予の二見)とも呼ばれる。毎年春の連休の5月4日に、鹿島祭りの一つの伝統行事として、北条かざはや振興会の手によって大注連縄の張替えが行われている。言い伝えによると、1185年、この地を支配していた河野氏屋島の戦いに参戦するに当たり、伊予二見に注連縄を張って戦勝祈願をしたところ、源氏方が勝利し、河野氏の武勇を天下に知らしめるところとなったという故事がある。これにちなみ、1957年(昭和32年)に復活させたもの。海上安全、五穀豊穣、大漁を祈願して行われる。当日は張替えの模様を見物する客を乗せた船も多数繰り出す。


交通

  • 北条港から渡船あり。渡船乗り場に駐車場もある。
  • 最寄り駅 JR予讃線 伊予北条駅(特急が一部停車) 徒歩約10分で北条港

その他

北条港と島でロケが行われた。

外部リンク

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