北京地下鉄

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北京地下鉄(ペキンちかてつ、テンプレート:中文表記テンプレート:英文表記)は中華人民共和国首都北京市市街地の地下鉄および北京市街地と近郊を結ぶ交通機関である。

運営中の路線

現在以下の17路線を有する。なお、殆どの列車に日本でいうVIS(電光掲示板による案内表示)がある。路線によって表示方法は大きく異なる。

路線名 営業区間 営業キロ 開業日
1号線 蘋果園 - 四恵東 31.6km 1969年10月1日
2号線 環状線 23.0km 1969年10月1日
4号線 公益西橋 - 安河橋北 28.2km 2009年9月28日
5号線 天通苑北 - 宋家荘 27.6km 2007年10月7日
6号線 海淀五路居 - 草房 30.4km 2012年12月30日
8号線 回竜観東大街 - 鼓楼大街 18.5km 2008年7月19日
9号線 国家図書館 - 郭公荘 16.5km 2011年12月31日
10号線 環状線 57.1km 2008年7月19日
13号線 西直門 - 東直門 40.8km 2002年9月28日
14号線 西局 - 張郭莊 12.4km 2013年5月5日
15号線 望京西 - 俸伯 31.5km 2010年12月30日
八通線 四恵 - 土橋 18.9km 2003年12月27日
昌平線 西二旗 - 南邵 21.3km 2010年12月30日
大興線 公益西橋 - 天宮院 21.8km 2010年12月30日
房山線 郭公荘 - 蘇荘 21.4km 2010年12月30日
亦荘線 宋家荘 - 次渠 23.3km 2010年12月30日
機場線 東直門 - 北京空港経由 - 東直門間 28.5km 2008年7月19日

路線図

2013年5月5日現在


運賃

2007年10月7日の5号線開通にあわせて機場線を除く全線が2元均一に値下げされ、定期券は廃止された。また、2008年6月9日より全線・全駅で一斉に自動改札機が導入された。

2006年5月より市政交通スマートカード(市政交通一卡通)とよばれるICカードが全面的に導入されている。これはJRのSuicaICOCAなどと同様に、カードを機械にかざすだけで運賃を支払うことができるもので、北京の地下鉄全線のほか、路線バス(トロリーバスも含む)全線、タクシー(2008年北京オリンピック開催までに全車両導入予定)、一部の高速道路の料金所や市内でのショッピング、駐車場、映画館、公園、公衆電話などでも使え、自動車の通行料等支払いシステムであるETCでも同じカードが使える。また、駐車場と地下鉄の料金支払いにICカードで連続して決済した場合は、駐車料金に1日分の上限(2元)が設けられるなど、パークアンドライドの特別割引が適用される。なお、地下鉄の駅では、日本と同じく、入口と出口の自動改札機に1回ずつタッチして、出口の改札機で2元の均一料金が決済される。

初回購入時には20元のデポジットが必要で、残高のチャージは10元単位でおこなわれ(最高チャージ額は500元で、カード内残高の限度額は1000元)、カードが必要なくなったらデポジット・残高ともに手数料無料で返却できる。なお、スマートカードで市バスを利用する場合、運賃は6割引(500番台の系統までは0.4元均一)され、おもに北京の郊外で路線網もつ八方達のバスでは2割引(2008年1月1日から一部6割引)のICカード運賃が適用される。

いままで切符は窓口での手渡しでの販売、改札ではその切符を手渡ししてでの入場であったが、2008年6月8日、従来の紙製の切符が廃止され、すべて自動改札に移行され[1]、カードを持っていない人は券売機及びフロントにて1度のみ使用できるICカードを購入しなければならない。

なお、スマートカードは2008年8月7日より天津市の公共交通ICカードであるシティカード(城市卡)とシステム統合され、いずれかの都市のカードで北京・天津両都市の公共交通等で利用・割引できるようになった。ただし、両都市を30分で結んでいる京津都市間鉄道ではまだ利用できないことや、日本のICカード相互利用とは異なり両都市の残高プールが別々になっている[2]といったことが注意すべき点として挙げられる。

沿革

ファイル:History of Beijing Subway.gif
北京の地下鉄路線網の変遷(2013年5月の開業路線まで)

北京地下鉄は中華人民共和国初の地下鉄システムである。1965年7月1日に建設が開始された。一説には毛沢東の指示で天安門下(長安路)に掘られていた防空壕兼食料備蓄庫を転用しているといわれる。

路線計画

北京では地下鉄道網の拡充がおこなわれている。現在、以下の各路線が建設中であり、2015年には総延長561kmになる予定である(駅名はすべて仮称)。北京市は2020年までに同市の地下鉄を計30路線、総延長約1050kmにするとの地下鉄整備計画を発表した[7]


脚注

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関連項目

外部リンク

テンプレート:Commons&cat

テンプレート:北京地下鉄

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  1. テンプレート:Cite news
  2. カードが一枚にはなっているものの、残高をプールする所は北京と天津では別々になっている。つまり、北京でチャージ・使用した残高分は天津では利用できず、天津の残高分も北京では利用できない。
  3. 北京三条地铁线开通首日延时半小时 未见大客流
  4. 4.0 4.1 北京两地铁线年底提前通
  5. 地铁十号线二期2012年有望通车《京华时报》
  6. 北京轨道交通4地铁线2012年有望通车
  7. テンプレート:Cite news
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  10. 地铁7号线
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  13. 地铁8号线三期拟年内开工
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