勇知駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:駅情報

ファイル:Yuuchi eki.jpg
1977年の勇知駅と周囲約500m範囲。左上が稚内方面。相対式ホーム2面2線と駅舎横名寄側に貨物積卸場と引込み線がある。外側の稚内側にも引込み線がある。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

勇知駅(ゆうちえき)は、北海道稚内市抜海村上ユーチにある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線である。駅番号W77電報略号ユチ

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは線路の東側(稚内方面に向かって右手側、旧2番線)に存在する[1]。かつては相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能駅で、駅舎側(東側)が上りの2番線、対向ホームが下りの1番線となっていた。ほかに1番線側に稚内方から分岐した側線を1本有していた[2]。当時は互いのホームは駅舎側ホーム中央と対向ホーム北側を結んだ構内踏切で連絡した[2]

無人駅となっている。開業時からの駅舎は改築され、ヨ3500形[3]車掌車を改造した貨車駅舎となっている。駅舎は構内の東側に位置し、ホームに接している。駅舎内にトイレを有する[4]

駅名の由来

当駅の所在する地域名(名)より。地域名は、アイヌ語の「イオチ」(蛇の多いところ)に由来する。

利用状況

  • 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は56人[2]
  • 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は44人[1]

駅周辺

小さな集落が広がる。

  • 稚内警察署勇知駐在所
  • 勇知郵便局
  • 稚内市立上勇知小・中学校
  • 悠遊ファーム(観光農園)
  • あとりえ華 画家高橋英生のアトリエ・カフェ
  • 六花丘茶寮(レストラン・ギャラリー)
  • 勇知川

歴史

隣の駅

北海道旅客鉄道
宗谷本線
兜沼駅 (W76) - 勇知駅 (W77) - 抜海駅 (W78)

簡易軌道勇知線

かつて当駅前から勇知川河口の下勇知地区へ、簡易軌道勇知線が運行されていた。勇知駅前 - 下勇知間9.8km。動力は馬力で、農業開発が目的であった[5]

歴史

  • 1944年(昭和19年) - 勇知駅前 - 下勇知七線間工事着工(第一期)[5]
  • 1947年(昭和22年) - 勇知駅前 - 下勇知間開通(全線開通)[5][注 1]
  • 1955年(昭和30年)頃 - 運行休止[5]
  • 1958年(昭和33年) - 廃止[5][注 2]

脚注

注釈

テンプレート:Reflist

出典

テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:宗谷本線
  1. 1.0 1.1 テンプレート:Cite book
  2. 2.0 2.1 2.2 テンプレート:Cite book
  3. テンプレート:Cite book
  4. テンプレート:Cite book
  5. 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 テンプレート:Cite book


引用エラー: 「注」という名前のグループの <ref> タグがありますが、対応する <references group="注"/> タグが見つからない、または閉じる </ref> タグがありません