入不二基義
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入不二 基義(いりふじ もとよし、1958年11月11日 - )は日本の哲学研究者。青山学院大学教育人間科学部心理学科教授。51歳でレスリングを始めて、試合にも出場する現役レスラーである。日本レスリング協会公式サイトの「全日本マスターズ選手権・特集http://www.japan -wrestling.jp/2013/01/14/25103/」(2013年)で記事になっている。元駿台予備学校英語科講師で、現在、朝日カルチャーセンター講師としても活動している。
経歴
駿台予備学校英語科講師、山口大学助教授を経て、2004年より現職。
名前
入不二基義によれば、入不二(いりふじ)という珍しい名字は、大乗仏教の経典『維摩経』に出てくる「入不二法門」(にゅうふにほうもん)の話に由来すると言う[1][2]。「入不二」(にゅうふに)とは善と悪、生と死、真と偽といった二項対立型の概念について、それら二つのものは本来ひとつのものである(不二)ということを知る、悟る(不二に入る)といった意味の言葉。
著書
- 『<思考する>英文読解』(駿台文庫)
- 『相対主義の極北』(春秋社)2001 のちちくま学芸文庫
- 『時間は実在するか』講談社現代新書 2002
- 『ウィトゲンシュタイン 「私」は消去できるか』シリーズ・哲学のエッセンス(日本放送出版協会)2006
- 『時間と絶対と相対とー運命論から何を読み取るべきか』(勁草書房)2007
- 『哲学の誤読―入試現代文で哲学する!』(ちくま新書)2007
- 『足の裏に影はあるか?ないか? 哲学随想』(朝日出版社)2009
- 共著
論文
- 「二つの頂点—『英文解釈教室』と『ビジュアル英文解釈』—」、『現代英語研究』(廃刊)、1995年5月号、研究社テンプレート:PDFlink