仁田峠循環自動車道路
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仁田峠循環自動車道路(にたとうげじゅんかんじどうしゃどうろ)は、長崎県雲仙市および南島原市の雲仙天草国立公園内にある延長8.2kmの道路である。元は自然公園等内県営公園施設条例にもとづき、長崎県が管理していた有料道路であったが、2009年(平成21年)4月1日に雲仙市に移管され、雲仙市道小浜仁田峠循環線となり無料開放された。
目次
概要
- 道路は全線にわたり左回りの一方通行となっている。
- 通行可能時間は,4月~10月 8:00~18:00、11月~3月 8:00~17:00 となっており、夜間は閉鎖される。
- 夏期間は濃霧、冬期間は路面凍結や積雪で通行止めになることがある。
- 入り口から順に第二展望所、第一展望所がある。第二展望所は平成新山の火砕流跡から有明海まで一望可能で、遠くは九重連山まで望むことができる。第一展望所には雲仙ロープウェイがあり、5月にはミヤマキリシマが周囲に咲き乱れる。
- 以前は雲仙温泉街との間で長崎県交通局の定期バスが運行されていたが、現在は乗合タクシーが1日3往復運行されている(雲仙市乗合タクシー#仁田峠乗合タクシーを参照)。
- ミヤマキリシマの開花期、紅葉の時期などは、駐車場不足のため大渋滞になることが多く、通行規制やパークアンドライドシステムの導入が検討されている。
沿革
- 1936年 - 供用開始。
- 1956年 - 全線開通。
- 2007年 - 5月10日から6月11日までの1ヶ月間、自然公園法制定50周年記念事業として無料開放される。
- 2009年4月1日 - 雲仙市に移管され、無料開放される。
かつての通行料金
無料開放後の現在は以下の料金は発生しないが、1台100円程度の協力金の支払いを求められる(支払いは任意)。
- 大型バス 2,140円
- マイクロバス 1,320円
- 普通車 770円
- 軽自動車 660円
- 二輪車 250円