五香粉

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五香粉(ごこうふん、ウーシャンフェン(wǔxiāngfěn))は、中国の代表的な混合香辛料

桂皮(シナモン)、丁香(クローブ)、花椒(カホクザンショウ)、小茴(フェンネル、ウイキョウ)、大茴(八角、スターアニス)、陳皮(チンピ)などの粉末をまぜて作られる。

5種類のスパイスをブレンドしたものと明示されることも多いが[1][2]、この5種類のスパイスに限られているわけではない。市販品の場合でも、メーカーによって使用するスパイスは異なり、それぞれの配合割合も異なる。開高健によれば、五香粉の五とは「多い」「複雑」などの意味だという[3]

材料の臭み消しや香りつけに用いられる。
排骨の様にカレー粉で代用することもある。

引用文献

  1. 『アンアン料理帖・秋』マガジンハウス, 2011年, p.74
  2. 喜多尾祥之『魔味探求 五感が覚醒、男の深夜めし。』マガジンハウス, 2008年, p.108
  3. 開高健『最後の晩餐』文藝春秋, 1979年, p.236

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