ラン (フランス)

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フランス > ピカルディ地域圏 > エーヌ県 > ラン テンプレート:Communefra


ランLaon)はフランス北部、ピカルディ地域圏の都市である。エーヌ県の県庁所在地。人口は 26,265人(1999年)。そのつづりから、日本語ではラオンと表記されることもある。

歴史

古代には、ガリア人レミ族(Remi、仏語名rèmes)が領有しており、その城市であるビブラクス(Bibrax)が重要な拠点として存在した。ガリア戦争のときには、ローマ・レミ族側とベルガエ人(Belgae、仏語名Belges)との係争地となった。

ローマ時代の名称はアラウダヌム (Alaudanum) およびルグドゥヌム・クラウァトゥム (Lugdunum Clavatum) といった。

1814年ナポレオン戦争フランス戦役においては、ランの戦いBattle of Laon、ラオンの戦い)の戦場となって、ブリュッヘル率いるプロイセンロシア連合軍がナポレオン1世率いるフランス軍を撃破した。

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ラン大聖堂(Cathedral of Laon)

文化遺産

中世の文化遺産に富むことで知られる。

ラン大聖堂(Cathedral of Laon)は初期ゴシック建築の代表作とされる。

著名人

ランで生まれた著名な人物には次の人物がいる。

  • ランのベルトラダ (720-783年): カール大帝の母
  • ランのアンセルムス(1117年没): 11世紀中頃のキリスト教神学者
  • ジャック・マルケット(1636-1675年): イエズス会員、宣教師

関連項目

姉妹都市

外部リンク

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