ラポ・エルカン

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テンプレート:Infobox 人物 ラポ・エルカーン(ラポ・エドワルド・エルカーン、Lapo Edovard Elkann1977年10月7日-)は、イタリア自動車会社、フィアット社の元会長で、アパレルメーカー「イタリア・インディペンデント」の社長。

プロフィール

生い立ち

1977年にアメリカニューヨークで、作家アラン・エルカーンジャンニ・アニェッリ元会長の娘のマルゲリータの次男として生まれる。イギリス大学卒業後の2001年より、祖父の友人のヘンリー・キッシンジャーアメリカ国務長官の個人秘書となる。

フィアット入社

その後ピアッジョに入社し、2004年5月30日に、ジャンニの弟で、ジャンニを継いで会長を務めていたウンベルトが亡くなったことを受けて、フィアットに入社し、同年9月にフィアットの国際ブランドマーケティング部長に就任した。

同時に会長に就任したルカ・コルデーロ・ディ・モンテゼーモロ会長の下で、実兄で副会長に就任したジョンとともに、近年業績が低迷していたフィアットを立て直すべく奮闘し、近年ヨーロッパで大流行している戦前の「FIAT」ロゴをモチーフにした新しいロゴ入りのアパレルを企画したり、フリースタイル・スキーチームを組織するなど、フィアットブランドの建て直しの中心を担った。

その結果、同社は2006年度に黒字に転換するなど見事に業績が回復し、その後も「500」などの新型車の導入が成功するなど業績が順調に推移したため、そのマーケティング手腕が高い評価を受けた。

イタリア・インディペンデント設立

その後2007年にフィアットを退社し、ファッションブランド「イタリア・インディペンデント」を設立した。なお同社はフィアットとコラボレーションを行っており、「FIAT」ロゴ入りのジャージTシャツなどを発売し人気となった。さらに同社傘下のアルファ・ロメオの「ブレラ」に、「イタリア・インディペンデント」とコラボレーションしたバージョンが限定で設定されている。

ファッションアイコン

そのファッションセンスの高さや家柄から、イタリア国内だけでなくヨーロッパ諸国でもファッションアイコンやセレブリティとしての地位を確立している。さらにヨーロッパだけでなく日本やアメリカのファッション雑誌にも数多く登場しているなど、その服装だけでなく行動も高く注目されている。

フェラーリとの関係

フィアットの主要子会社の1つであるフェラーリとの関係も深く、内装をデニムにした599フィオラノとカリフォルニアを愛用しているほか、2011年にはフェラーリの「次期社長候補」と各種メディアに取り上げられた。

また、同年に発表されたフェラーリのフルオーダーメイド・サービス「フェラーリ・テーラーメイド」導入の際には、アドバイザーであると発表されたほか、各国のグランプリ会場に現れるなど、「次期社長候補」の噂を裏付けるように近年はその関係を強化している。

エピソード

ユヴェントス

祖父のジャンニ・アニェッリがオーナーを務めるなど、一族とつながりの深いセリエAチーム「ユヴェントス」の大ファンであり、近年の同チームの不振についてたびたびマスコミ上でコメントを行っている。

日本好き

大の日本好きであることを公言しており、複数の来日経験がある他、日本語タトゥーを左腕に入れている。さらに、2011年に起きた東日本大震災への義捐金寄付を目的にしたサングラスも企画、販売している。

外部リンク