ミヤマガラス

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ミヤマガラス(深山烏、深山鴉、テンプレート:Snamei)は、鳥綱スズメ目カラス科カラス属の1種である。

分布

ユーラシア大陸中緯度地方。

日本では、越冬のため飛来する冬鳥で、かつては本州西部と、特に九州に飛来したが、現在はほぼ全国に飛来する。

ニュージーランドにもかつてイギリスからの移民によって、害虫駆除の目的で持ち込まれ帰化している。

形態

全長47cm、翼開長90cm。全身は黒い羽毛で覆われる。嘴は細く、成鳥では基部の皮膚が剥き出しになり白く見える。

生態

森林や農耕地に生息する。大規模な群れを形成する。コクマルガラスと混群を形成することもある。樹上にコロニーを形成し、木の枝等をお椀状に組み合わせた巣を作る。

食性は雑食で昆虫類、鳥類の卵や雛、果実種子等を食べる。

1回に3–5個の卵を産む。主にメスが抱卵し、その間オスはメスに対し捕らえた獲物を与える。

外部リンク

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  • BirdLife International 2004. Corvus frugilegus. In: IUCN 2006. 2006 IUCN Red List of Threatened Species.

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