マジュロ

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マジュロ(Majuro)は、マーシャル諸島共和国首都である。中部太平洋に浮かぶマジュロ環礁全体を指す。太平洋戦争関連の日本語書籍では、メジュロ環礁と表記されることが多い。

人口は25,400人(2004年)。北緯7度5分、東経171度7分[1]にある。マジュロ環礁は、64の小島からなるが、そのうち主な12島は第二次世界大戦後に埋め立てられ地続きになっている。この地続き部分は、西から東へ順にローラ地区、アジャルタケ地区、ロング・アイランド地区、デラップ地区、ここで北へ向かって、ウリガ地区、ダリット(リタ)地区に分かれる。元々、マジュロ島と呼ばれていた環礁最大の島は、ローラ地区になった。中心となるのはデラップ、ウリガ、ダリットの3つの地区である。商業の中心はウリガ地区で、官公庁はデラップ地区に存在している。ダリット地区は住宅街である。環礁のうち陸地は9.7 km²しかないが、礁湖(ラグーン)の面積は295 km²もある。

姉妹都市

交通

備考

  • 池澤夏樹の詩集『塩の道』(1978年)に含まれる「ローラ・ビーチ」は、マジュロ環礁のローラ村に隣接する砂浜の印象により詩作されたもの。この詩集より選ばれた詩に 木下牧子が作曲し、合唱組曲「ティオの夜の旅」が作られ、広く合唱団体により歌われている。

脚注

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  1. 『コンサイス外国地名事典【第3版】』(三省堂、1998年)p.967

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関連項目

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