マグライト

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様々な色のミニマグライト

マグライト (MAGLITE) はアメリカマグ・インストルメント社 (Mag Instrument, Inc.) が製造する懐中電灯のブランドである。

密閉度が高いため湖で数十年沈んでいた車の中で発見された際、電池を入れただけで再び使用できたという逸話がある。

反射鏡の部分は焦点距離調節のため電球を挿入する軸部が斜めにカットされているが、これを取り外して漏斗として使うことも可能になっている。

単一または単二の乾電池を2本から6本使用する「マグライト」、単三・単四電池を使用する「ミニマグライト」、充電式電池を使用する専用モデル「マグチャージャー」などがラインナップされている。

警務用

その性能の高さへの信頼から、多くの警察組織でマグライトが採用されている。ジュラルミンを削り出して造られた頑丈なボディであり、柄の部分が数十cmと長いものは警棒も兼ねている。夜間の警備などで用いられる際には、ライトを上下逆にして点灯部(ヘッド)の真下を握り、尾部を肩に乗せて持ち運ぶ。これは、ライトが体に固定されているので常に自分の向いている方を照らせること、そして暴漢に遭遇した場合、まず光で眩惑、即殴打出来るようにするためである。本体と垂直に取り外し可能なグリップをつけたトンファー型のマグライトも存在する。

これらの特徴からアメリカでは『使用状況によっては』武器とみなされるが、刑法に明記されているトンファーやヌンチャク、警棒、ブラス・ナックル(メリケンサック)、ビリーなどとは違い、許可無く所持・所有する事が禁止されている『武器』には指定されていない。ロサンゼルス市警では従来から懐中電灯を武器として使用した場合には報告書提出の義務があり使用の正当性を厳格に審査されていたが[1]、2007年には金属製の「ストリームライトSL-20X」に代わり、ペリカン社とLAPDが共同開発した「ペリカン7060」が支給されロス市警察官に対し金属製懐中電灯の使用を禁止した。ただし職務中の金属製懐中電灯の携帯禁止は州法や市条例ではなくあくまでロス市警内の内規であり、カリフォルニア州内でも継続して金属製懐中電灯を支給・使用している警察も多々ある。[2]


ロス暴動も参照。

日本の場合、大型のモデルを正当な理由なく隠して携帯していると軽犯罪法違反に問われる可能性があるテンプレート:要出典

記念交換

マグライトの特徴として豊富なアクセサリーやボディカラーのバリエーションの多さが挙げられる。マグ・インストルメント社の純正品以外にも各社で製作され販売されており、互換性が保たれていることが多い。こうした特徴を生かし、キャンプなどを通じて親しくなった者同士が記念に部品を交換しあうことも行われる(数回交換を繰り返すと、世界に一つしかないカラフルなオリジナルマグライトができる)テンプレート:要出典

その他

デザインを担当したドン・ケラーは後に退社し、ミニマグライトそっくりでカラフルにして、ボディに滑り止めのゴムを巻き、尾部にはプッシュスイッチを装備した「ケラーライト」を考案・販売した。

外部リンク