ホンダ・トルネオ

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テンプレート:Infobox 自動車のスペック表 トルネオ(Torneo)は、本田技研工業がかつて生産、販売していたセダン型の乗用車である。

概要

6代目アコード姉妹車で、アスコットプリモ店)/ ラファーガベルノ店)の統合後継車に位置付けられる。ラインナップは4ドアセダンのみで、アコードとはフロントグリルヘッドライト周りとテールライト周りが異なる。当時としては珍しいHIDヘッドライトを、廉価グレードを除く全車に標準装備していた。

直列4気筒エンジンを横置に搭載したFF/4WDレイアウトを採用し、エンジンは、F20B型 SOHC VTEC 2.0L(FF:150PS , 4WD:148PS)と同型式のDOHC VTEC(MT:200PS , AT:180PS)、F18B型 SOHC VTEC 1.8L(140PS)が搭載された。後に追加された「トルネオユーロR」には、H22A型 DOHC VTEC 2.2L(220PS)が搭載された。

発売当初は姉妹車のアコードよりも日本人好みのデザインで、ベルノ店・プリモ店の2チャネル販売であったことから、クリオ店のみの扱いだったアコード以上の販売台数を記録したこともあったが、時を経るごとにネームバリューのなさから常にアコードの販売台数を下回り、2002年にアコードがフルモデルチェンジで3ナンバー化することと、セダン需要の低迷から販売力をアコードのみに集約するため廃止となった。トルネオ廃止以後アコードはホンダ3チャネル全店扱いを経てホンダカーズ全店扱いとなった。

初代 CF3/4/5/CL1/3型(1997-2002年)

  • 1997年9月4日 - 6代目アコードとともに登場した。
  • 1999年1月21日 - 一部改良をおこない、ヘッドライトやグリル、テールランプ等を小変更した。
  • 2000年6月1日 - H22A型エンジンを搭載した「トルネオユーロR」を発売し、同時にDOHC 2.0L 高出力エンジンを搭載したMT仕様の「SiR-T」を廃止。2.0VTSの型式変更(CF4型→CL3型)。
  • 2001年5月31日 - マイナーチェンジをおこなった。標準装備オーディオがカセットテープからCDになる。「SiR・Euroパッケージ」を追加し、同時に「SiR・Sパッケージ」を廃止。
  • 2002年 - 7代目アコードの登場にともない、販売を終了した。

車名の由来

「Touring(ツーリング、旅)」+「Neo(新しい:ギリシア語)」による造語[1]

取扱販売店

脚注

  1. アコードファクトブック

関連項目

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外部リンク

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