ブラーツク

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ブラーツク中心部

ブラーツクБратск, Bratsk)はロシア連邦都市バイカル湖の西側、イルクーツク州の中部に位置する。人口は243,900人(2004年)。在留邦人は僅少。

概要

アンガラ川オカ川の合流点に近い。アンガラ川をブラーツクダムにより堰き止めたブラーツク湖、ブラーツク水力発電所が有名である。ブラーツク国立工科大学、ならびに、イルクーツク国立大学の支部がある。国際空港を持つ。

中央シベリアの都市では、比較的過ごしやすい気候とされる。真夏の気温は16~30℃(64~86℉)程まで上がり、真冬の気温は-20~-34℃(-4~-30℉)程まで下がる。

歴史

ブラーツク周辺にロシア人が進出したのは1631年であり、ここに要塞が建設された。1940年代には水力発電所を建設するため、当地へバム鉄道が延伸されており、シベリア抑留で動員された日本人の多く使役された土地である。

人口が飛躍的に増加したのは、1955年にブラーツクダム及び水力発電所の建設が始まってからであり、完成後は安価な電力を生かしたアルミニウム精錬や周辺の森林タイガ)資源を利用したパルプ製造などが行われ急速に発展した。

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