フラー・デラクール

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フラー・イザベル・デラクール(Fleur Isabelle Delacour)は、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズ、及びその派生作品に登場する架空の魔女である。

登場巻

4巻5巻(名前のみ)、6巻7巻

人物

1976-77年生まれ。「息を呑むほどの美しさ」「非の打ち所がない」と形容される美女。彼女自身もその自覚はあり、若干ナルシスト気味な所もある。髪は腰まであるシルバーブロンドで、瞳は深い青色。

名前のFleurは、フランス語風に読めば"フルール"すなわち"花"であり、フルネーム"Fleur de la cour"は「宮廷の花」となる。

1994年、ボーバトン魔法アカデミーの7年生としてホグワーツ魔法魔術学校へ来校、三大魔法学校対抗試合の代表選手に選出される(代表選手唯一の女性である)。当初、ハリー・ポッターのことは快く思っていなかったが、第二の課題でハリーが彼女の妹であるガブリエールを救ったことを境に、ハリーと親しくなる。当初はレイブンクロー生のロジャー・デイビースと行動を共にすることが多かったが、第三の課題でハリーを応援する為にホグワーツを訪れたビル・ウィーズリーに興味を示す。

ボーバトン卒業後、英語の学習を兼ねてグリンゴッツ魔法銀行に就職し、同僚となったビルと交際するようになった。彼女の話す英語はフランス語訛りで、ビルと交際を始めてからはビルが英語の個人教授をしていた。

6巻冒頭(1996年夏)までにビルと婚約し、ウィーズリー家に住むようになるが、モリー・ウィーズリージニーハーマイオニーら女性達から煙たがられていた。特にジニーからは「ヌラー」(原文:Phlegm(フラーム)、粘液質の意)呼ばわりされた。6巻終盤、ビルが人狼であるフェンリール・グレイバックに噛まれ、顔面に傷を負ってしまっても「私だけで二人分美しい」「傷痕は夫が勇敢だという証」などと発言。ビルに対する愛は揺るがず、ついにモリーに認められる。

1997年8月1日、ビルと結婚式を挙げ、式の後は夫と共に「貝殻の家」に移り住んだ。終盤でのホグワーツ最終決戦にも、ビルと共に参戦した。その後、3人の子に恵まれる。7巻では性格がモリーに似てきているとハリーに評されている。

血縁

  • 母:アポリーヌ・デラクール
  • 妹:ガブリエール・デラクール

祖母はヴィーラであり、杖の芯には祖母の髪の毛が使われている。

映画

炎のゴブレット』、『死の秘宝』2部作に登場。クレマンス・ポエジーが演じていた。日本語版の吹き替えは小笠原亜里沙が担当した。 原作のようなナルシストではなく女性陣から嫌われている描写もなかった。

ゲーム版『炎のゴブレット』では本多知恵子が声を担当した[1]

出典

  1. 本多知恵子(pdf) 青二プロダクション公式サイト内 2013年3月22日閲覧
テンプレート:ハリー・ポッターシリーズ

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