パソナ
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株式会社パソナ(英称:Pasona Inc.)は、東京都千代田区丸の内に本社を置く株式会社パソナグループ(英称:Pasona Group Inc.)の完全子会社。同グループの中核企業。日本人材派遣協会会員。
目次
沿革
テンポラリーセンター
- 1976年2月 - 大阪市北区に、人材派遣事業を主業務として株式会社 テンポラリーセンターを設立。
- 1980年8月 - 中高年向け就業支援を主とする子会社として、株式会社エルダーマネジメントセンターを設立。後に同社は、2011年7月現在のランスタッド株式会社となる。
- 1986年7月 - 労働者派遣法の施行により、一般労働者派遣事業許可を取得。
- 1999年12月 - 「(旧)株式会社パソナ(現・南部エンタープライズ)」と、「株式会社パソナサンライズ」の2社、東京都千代田区一ツ橋に本社を移転。
パソナに改称
- 2000年 - 旧パソナより労働者派遣事業を譲受し、株式会社パソナに改称。
- 2001年12月 - 大阪証券取引所 ナスダック・ジャパン市場(現 ヘラクレス)に上場。
- 2002年10月 - テンプスタッフ株式会社、株式会社リクルートスタッフィングと3社共同出資で、人材派遣一括管理システム「e-staffing」を提供する「株式会社イー・スタッフィング」設立。
- 2003年6月 - 教育事業を展開する河合塾と共同で、各種試験に関わる業務のアウトソーシングサービスを行う、「株式会社全国試験運営センター」設立。
- 2003年10月 - 東京証券取引所市場第一部に上場。
- 2004年3月 - 「株式会社パソナテック」が日本証券業協会(ジャスダック)に店頭登録。
- 2004年9月 - 若年層への就職支援をより充実させるべく新卒派遣事業部を分社化。日本初の新卒・第二新卒に特化した人材派遣・紹介を行う「株式会社パソナオン」(現 株式会社パソナユース)として事業開始。
- 2004年11月 - 東京都千代田区大手町に本社を移転(大手町野村ビル)。
- 2005年 - 教育機関「仕事大学校」設立。
- 2005年11月 - 日本初となる紹介予定派遣の専門会社 「株式会社 パソナ テンプ トゥ パーム」設立。
中国へ進出
- 2006年3月 - 中国で日系企業を中心に人材紹介サービスを行う「Pasona Human Resources(Shanghai)Co.,Ltd」を設立。
- 2006年3月 - 「株式会社ベネフィット・ワン」が東京証券取引所第二部に上場。
- 2006年4月 - 「株式会社エディオン」との共同出資で、エディオングループの家電量販店への派遣業務を中心に行う「株式会社パソナeプロフェッショナル」を設立。
アメリカへ進出
- 2006年12月 - 「パソナNA」と「米国三菱商事」と合弁で「パソナMIC」を米国シカゴに設立。
- 2007年2月 - 特別顧問として竹中平蔵が就任。
- 2007年12月 - 株式移転により設立された株式会社パソナグループの完全子会社となる。
パソナグループ
- 2007年12月3日 - 株式移転により、株式会社パソナグループが、東京都千代田区丸の内に設立される。
- 2009年8月 - 特別顧問の竹中が会長に就任。
- 2009年(平成21年) 9月、自民党衆議院議員の中山泰秀が株式会社パソナグループの代表補佐に就任[1]。
- 2013年4月 竹中平蔵が有識者委員を務める、政府の産業競争力会議で労働移動支援助成金(300億円規模)の制度[2]が強化され、再就職支援会社にパソナが選ばれる。[3]
- 2014年5月、東南アジアで事業を拡大する為、海外部門の担当者を倍増する[4]。
概要
- ランスタッド・アデコ・スタッフサービス・リクルートスタッフィング・マンパワーグループ同様に人材派遣業ではリーディングカンパニー的存在である。
- 登録は更新制となっており、2年に一度登録の更新(予約制)を登録支店で行う必要がある。これは、同業の旧・フジスタッフ(現在は、ランスタッドのうち、同社のスタッフィング第1事業本部管轄のオフィスで登録したスタッフ、すなわち「派遣マイランスタッドA」にログインするスタッフに限る)などでも行っている制度である。
- 拠点名は、「パソナ・○○」という名称となっているが、これは、厳密な意味ではパソナ社のパソナカンパニー管轄の拠点名を指す。
給与
- 給与は月末締め15日振込払いとなっており、振込先は、みずほ銀行・三菱東京UFJ銀行・三井住友銀行の3行と、拠点ごとに別途指定した金融機関から指定することになる。タイムシート(パソナではタイムカードと称する)は、個人ごとで、かつ半月毎に1枚となっており、15日時点と末日時点の2回指定の送付先にFAXをする必要がある。なお、交通費精算が発生する派遣先に就業する場合は、タイムシートとは別の送付先にFAXを送ることになる。
福利厚生
- 2010年3月1日放送分 TBSテレビ「はなまるマーケット」では、社員の交流を目的とした福利厚生の一環として社員食堂のメニューに焼肉があることが紹介された[5]。
- 派遣スタッフの社会保険適用に抗議するために社会保険制度未加入を続けたことがある[6]。
特徴
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- 一般的な派遣会社では登録スタッフに対し適性検査を行うテンプレート:要出典範囲。テンプレート:要出典範囲。
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株価