パイズリ

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パイズリによる射精

パイズリテンプレート:Lang-en-shortテンプレート:Lang-zh-short)は、乳房を使い男性のペニスを刺激する性行為である。イギリスでは、フレンチ・ファック(French fuck)ともいう[1]

概要

左右の乳房の間にペニスを挟み両乳を上下に動かすのが一般的である。パイズリの大まかな定義は「乳房で男性器を刺激して性的興奮を促す行為」である。近年はアダルトビデオや風俗産業などの影響から、多くの人が思い浮かべるのは、豊かな胸の谷間にペニスを挟んで行うプレイである。胸の谷間に挟んだままで射精させることを挟射という。一般的に豊かな胸(巨乳)の持ち主しか行えない。胸フェティシズムと相関性の強いプレイである。

語源

かつては「紅葉合わせ」と呼ばれていた。キュウリやナスなどを塩揉みする際、まな板の上に塩をまき押し付けるように転がすことを「板擦り(いたずり)」というが、押し付けるのが板ではなくおっぱいであることから、こう呼ばれると考えられる。「パイズリ」というフレーズを発明したのはお笑いタレント山田邦子である[2]

米川明彦編『日本俗語大辞典』(東京堂出版)には、1998年の用例が掲載されており、すでに98年にはパイズリという言葉が使われていたことが確認されている。1990年発行の『SEX PAL』(データハウス)には、ソープランドテクニックとして、マット洗いの中に「乳房でこするパイずり」が挙げられているが、これが今で言う「胸の谷間にペニスを挟んで行うパイズリ」かどうかは不明である。テンプレート:独自研究範囲

補足

イギリスのロックバンドオアシスリアム・ギャラガーは、ロッキング・オンのインタビューにおいて、パイズリのことを「ボンベイ・ロール」と表現した。 同じくイギリスのロックバンドザ・シャーラタンズのティム・バージェスは、「シャークス・サンドウィッチ」と表現している。

由来

日本

日本では、1752年には既にパイズリが行われていたことが確認されている。遊女向けの指南書に、パイズリとフェラチオの実践方法が記載されている[3]

海外

英語

イギリスでは、パイズリはFrench fuckまたはtit wankという。titはオッパイ。wankとは、イギリス英語のスラングで、マスターベーションをすること。オッパイでするマスタベーションという意味で、パイズリ。wankが自慰の意味で使われるのは1900年代に入ってから[4]なので、tit wankが使われだしたのは、早くとも1900年代以降ということになる。French fuckについても使用開始年代は不明だが、French kissも1900年代に使用が確認されている[4]ので、テンプレート:独自研究範囲

米語

アメリカでは、パイズリは“titfuck”、“tits fuck”、“tittyfuck”または“titjob”である。“tit”は乳房の俗語。“fuck”は犯す。アメリカで“tits”が乳房の意味で使われ出したのは1800年代から[4]なので、“titsfuck”が使われ出したのは、早くとも1800年代以降であろう。テンプレート:独自研究範囲。“blow-job”はフェラチオのこと。“blow-job”は1900年代半ばから使われだした言葉[4]テンプレート:独自研究範囲

ドイツ語

ドイツ語では、Busen-Sex、あるいはTittenfickというようだが、テンプレート:独自研究範囲

中国語

中国語では、乳交である。台湾でも同じである。

フランス語

パイズリを指す言葉で、A la Pompadour、すなわちポンパドゥール方式という言葉がある。小松奎文・編著『いろの辞典』(文芸社)にもポンパドゥール方式という項目が見える。元々ルイ15世は重度のロリータ・コンプレックスだったが、それを矯正するために王の愛人、ポンパドゥール夫人が編み出したという噂が元になって生まれた言葉のようである。だが、フランスではパイズリのことをポンパドゥール方式とは言わない。。 なお、現代のフランスでは、パイズリはスペイン方式と呼ぶ。テンプレート:独自研究範囲

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

参考文献

  • Godson, Suzi (2002). The Sex Book. Cassell Illustrated, London. ISBN 0-304-35991-2.

関連項目

テンプレート:Sister

テンプレート:性

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  1. Godson, page 96.
  2. 吉田豪・掟ポルシェによる山田本人へのインタビューによる(『CONTINUE vol.20』2005年2月16日発行)。また、こちらの動画では本人が経緯を詳しく語っており、この言葉を広めた人は榎本加奈子だともしている。
  3. テンプレート:Cite book
  4. 4.0 4.1 4.2 4.3 リチャード゙・A・スピアーズ編『英語スラング辞典』(研究社、1989)