バンデベル

バンデベルは、テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト2』『宇宙戦艦ヤマト2199』の登場人物。声優は柴田秀勝（『2』）、田坂浩樹（『2199』）。

概要

ガミラス帝国小マゼラン方面軍に所属する将軍。戦闘空母に乗艦している。

仇敵ヤマトへの復讐に燃えるデスラー総統の命を受け、他の小マゼラン方面軍の僚友であるバレルド・アクション将軍、シー・フラーゲ将軍、ダス・ルーゲンス将軍、マイセル・ノムドラム将軍らと共に大マゼラン星雲第8空域へ残存艦隊を集結させた。

劇中での活躍

宇宙戦艦ヤマト2

ヤマトへの「復活と復讐の挨拶」として、宇宙ホタルに偽装した金属腐食性バクテリアによるヤマト内部の破壊を目論んだデスラーから、作戦の実行を任される。艦内へ広がったバクテリアによって重力発生装置を破壊されたことで乗組員の活動にも支障をきたして戦闘機能が麻痺したヤマトに対し、航空部隊による攻撃を敢行した。この策は艦載機の発進はおろか対空砲火すらままならないヤマトを危機に陥れるが、それと同じ頃にはバンデベルの戦闘空母も宇宙ホタルの処理を誤って火器管制装置の伝導部を食い荒らされ、戦闘不能に陥ってしまっていた。そこへ、重力発生装置を修復して辛くも戦闘機能を復旧したヤマトの主砲斉射を受ける。戦闘空母は奇跡的に轟沈を免れたが、続く第2斉射からは命からがら離脱する。

その後、デスラー艦へ帰還したバンデベルはデスラーに弁明するものの、面目を潰されて怒りの収まらないデスラーによって、その場で射殺された。

宇宙戦艦ヤマト2199

『宇宙戦艦ヤマト』のリメイクである本作では、バシブ・バンデベルというフルネームが設定され、中央軍総監ヘルム・ゼーリックの部下かつ超弩級一等航宙戦闘艦ゼルグートII世の艦長として登場する。階級は准将。容姿に大きな変化はない。

ゼーリックと共にバラン星での観艦式に参加。ゼーリックの総統暗殺計画にも関与しており、そのゼーリックの失脚と死後は、更迭された模様。